<国内男子ゴルフ>塩見好輝は悔恨をバネに、逆転のシード復活へ

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
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【最後にこそ笑う】

■国内男子ゴルフ/賞金レースとシード権争い「カシオワールドオープン」(11月28日〜12月1日、高知県安芸郡芸西村・kochi黒潮カントリークラブ)」事前情報

今週は、華やかな賞金レースの一方で、来季の生活をかけた、シビアな戦い。
次週のシーズン最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」はその年の優勝者など、限られた選手しか出られない。

そのため、シード権争いの選手たちにとっては、今週が事実上の最終戦だ。
来季の出場権が得られるのは、賞金ランクの上位65位まで。ボーダー線直下の66位で、今大会を迎えたのがプロ7年目の29歳、塩見好輝(しおみこうき)だ。

プロ2年目の14年に初シード入りを果たしたのに、すぐ翌年に手放してしまった。
5年ぶりの復活がかかる今季、最大の好機を逃したのが10月の日本オープンだ。
最終日は一時、2位に4差をつけて、5年シードの公式戦で初V目前まで行きながら、残りの5ホールで9打落として急降下。10位タイに終わった。

「すごいいい経験だったとは思うが、悔しいのほうが、凄い勝ってる試合」。
当然だ。痛恨の記憶。

「何回、思い返しても『あそこでこうすればよかった』とか”たら・れば”しか出てこない」。

無残な敗戦は、大きな反響を呼んだ。
インスタのフォロワーが、劇的に増えたり「あの試合のおかげでいろんな人に、認知してもらった部分は大きいと、プラスに考えるようにしている」。

とはいえ、悔いが消えるわけではない。
欲を出してトリプルボギーを誘発した15番の2打目は、今も頭をよぎる自責の1打。
勝っていればという悔恨。
払拭したい。

「ここでしっかり決められるか、それとも(予選会の)QTにいくのか、自分の中では大きな部分かなと思うので。最後しっかり笑って終われるように頑張りたい」。
シードの境界線上に当たる65位の市原弘大との賞金差は、わずか71万362円。
「全然チャンス。やれると思っている」。
逆転のシード復活ならあの惜敗も、やっと本当にプラスに転じる。
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