平地最長距離の重賞・ステイヤーズSの狙いどころは?
【2017/12/2中山11Rステイヤーズステークス(G2) 1着 9番 アルバート】
ステイヤーズS過去10年の人気別成績
■表1 【ステイヤーズS過去10年の人気別成績】
2・3着馬は10頭中9頭が上位7番人気以内におさまっており、10番人気以下の激走は1頭ずつ。12年以降・近7年の3着以内馬はすべて8番人気以内から出ており、超人気薄の激走は期待しづらい。特に近3年は1番人気馬が勝利し、2・3着は4番人気以内の馬で、
堅い決着が続いている。
ステイヤーズS過去10年の所属別成績
■表2 【ステイヤーズS過去10年の所属別成績】
なお、関東馬の3着以内馬12頭中11頭はステイヤーズSで上位5番人気以内に支持されていた。
ステイヤーズS過去10年の前走レース別成績
■表3 【ステイヤーズS過去10年の前走レース別成績】
京都大賞典組は11年マイネルキッツが勝利し、複勝率50%と高い。他では比叡S組、丹頂S組、菊花賞組がそれぞれ1勝ずつ。勝ち馬はすべて前走芝2400m以上の距離を使われていた。なお、前走1600万下(現3勝クラス)組の好走も多く、のべ【1.4.2.23】で15年アルバートが勝利している。
アルゼンチン共和国杯組の斤量増減別成績(過去10年)
表4 【アルゼンチン共和国杯組の斤量増減別成績(過去10年)】
対して、斤量増減なしの馬は13年デスペラードら3勝をあげ、複勝率38.5%と優秀だ。単勝回収率・複勝回収率ともに100%を超えている。また、今回斤量減の馬は一昨年のアルバートら2勝をあげ、複勝率57.1%と非常に高い。前走アルゼンチン共和国杯組については前走からの斤量増減をぜひチェックしていただきたい。
1600万下(現3勝クラス)組の前走着順別成績(過去10年)
■表5 【1600万下(現3勝クラス)組の前走着順別成績(過去10年)】
対して、前走6着以下だった馬はすべて4着以下に敗れている。この組は前走で掲示板を確保できているかどうかをチェックしておきたい。
ステイヤーズS過去10年の騎手所属別成績
■表6 【ステイヤーズS過去10年の騎手所属別成績】
この時期は短期免許で海外の有力騎手が来日している。陣営にとっても外国人騎手に騎乗依頼するのは勝負気配が強く、上位人気でも狙っていきたい。
1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。
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