<国内男子ゴルフ>今平周吾は松山に1打まさって謙遜

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
チーム・協会

【勝ったとは、まだまだ言えないです。】

■国内男子ゴルフ/「ダンロップフェニックス」(11月21日〜24日、宮崎県・フェニックスカントリークラブ)」21日・初日

日本の賞金1位は米屈指の飛ばし屋と、日本が誇る米5勝の怪物に挟まれても、淡々とスコアを伸ばした。

「初日としては、いい出だしでした」と今平周吾。
スタートの10番で、3メートルを沈めて松山英樹と共に、バーディ発進。
12番では、米ドライビングディスタンス1位のキャメロン・チャンプと右手前のバンカーで、ボールがほぼくっつき合うハプニングも冷静に対処して、パーセーブ。

前半は、ピンチをしのぐ小技も冴えた。
15番では4メートルのパーパットが決まった。
17番パー3はワンオンに失敗したが、1メートルに寄せてこれもしのいだ。
後半4つのバーディで、ボギーなしの65は今大会における、自身の最小スコアのタイを記録。首位と1打差の2位と上々の滑り出しだ。

プロの試合では、これが初ラウンドだが「周吾とはジュニアの試合で回った記憶があって、そこで負けてる。勝てるようにしたい」と、話していた松山。
今回もまた同組対決で、今平が再びまずはスコアで上回ったが「そんなことは言えないです」と、世界で戦う先輩プロに敬意。

プレー中も、じっと注視し「松山さんは、ショットも凄かったですし、長いパットも何回か入っていた。すごいな、と思ってみていた。同じようなショットは打てないが、少しでもついていけるように頑張った」と、賞金1位は殊勝に話した。

先週の「三井住友VISA太平洋マスターズ」でアマチュアの金谷さんに次ぐ2位につけて優勝賞金4000万円を総獲り。賞金ランクも2位に浮上したショーン・ノリスが「今年はあなたを捕まえる」と宣言。
昨季も賞金レースを争った因縁の相手からの宣戦布告も「去年は、ノリス選手も悔しい思いをして、今年は狙いに来ているのかな、と思いました」と、心情を汲みながらも、やっぱり淡々。
「とりあえず(残り)3試合、しっかりやりたい」。
賞金1位はいつでも、誰が相手もマイペースだ。
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