外国馬、天皇賞(秋)上位馬ともに不在のジャパンCを分析する
【2018/11/25 東京11R ジャパンカップ(G1) 1着 1番 アーモンドアイ】
人気別成績
■表1 【人気別成績】
また、優勝馬10頭はすべて5番人気以内で、2着馬も7番人気まで。8番人気以下の馬は3着3回に終わり、特に近5年は【0.0.0.49】と全馬が馬券圏外だ。まずは7番人気以内の馬から馬券候補を探したい。
枠番・馬番別成績
■表2 【枠番・馬番別成績】
性齢別成績
■表3 【性齢別成績】
前走レース別成績(本年登録馬の前走)
■表4 【前走レース別成績(本年登録馬の前走)】
前走天皇賞(秋)出走馬の、前走着順・前走人気別成績
■表5 【前走天皇賞(秋)出走馬の、前走着順・前走人気別成績】
前走天皇賞(秋)以外のG1からの好走馬
■表6 【前走天皇賞(秋)以外のG1からの好走馬】
前走G1以外からの好走馬
■表7 【前走G1以外からの好走馬】
秋の天皇賞(同年)連対馬が不出走だった年のジャパンC(1986年以降)
■表8 【秋の天皇賞(同年)連対馬が不出走だった年のジャパンC(1986年以降)】
この3回すべてで馬券に絡んでいるのが、前走で同距離の京都大賞典に出走し、連対していた馬だ。このうち、優勝したマーベラスクラウンとレガシーワールドはG1初制覇。2着のヒシアマゾンは既にG1で2勝を挙げていたが、どちらも同世代の牝馬限定G1だった。天皇賞(秋)上位馬が不在なら、G2を勝てるくらいの力さえあれば勝負になりそうだ。
【結論】
その表8で挙げた前走・京都大賞典組はダンビュライト(2着)と、エタリオウ(5着)。表8からは、同レース2着のダンビュライトが有力だ。ただ、前走G1以外からの好走馬を見ると、3000mの菊花賞で2着の実績を持つエタリオウのほうが、表7の5頭により近いタイプになる(ダンビュライトのG1最高着順は2000mの皐月賞3着)。甲乙はつけがたく、どちらにも好走の可能性はあると考えたい。
そして例年なら最有力となる天皇賞(秋)組では、7番人気ながら4着と、今回の出走馬では最先着を果たしたユーキャンスマイルに注目したい。表5の通り、天皇賞(秋)組は同レース5〜9番人気馬や4着馬が好成績を残している。
1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。
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