ロッテ藤原 令和の怪物 佐々木朗希への想い

千葉ロッテマリーンズ
チーム・協会

【鴨川秋季キャンプで練習に励む藤原恭大】

 千葉ロッテマリーンズの藤原恭大です。今年のドラフト会議を寮のテレビで見ていました。あれから一年が経ったのか、早いなあというのが正直な気持ちです。あの頃はまだプロの本当のレベルや厳しさも分からず、どこかフワフワしていて楽しみな部分が先行していたところがありました。ただ、そんな中でそれではダメだと自分を律したりと、プロに入るまで、どのようなメンタルでいるべきなのかが掴みづらい、そんな難しい時期だったと思います。

 千葉ロッテマリーンズは今年のドラフトで4球団の競合の末、大船渡高校の佐々木朗希投手の交渉権を獲得しました。生で見た事はもちろんありませんし正直、映像も今年の夏の予選のニュースで数回見た程度です。ただ、「東北に160キロのストレートを投げる凄い投手がいるらしい」と彼のウワサは自分も昨年から耳に入っていました。大阪にいる自分ですら知っているぐらいですから、相当な選手なのだと思っていました。そして、その選手とまさかプロで同じチームでプレーをすることになるとは思ってもいませんでした。

 投手と外野手でポジションは違いますが、自分も一つ年上としてプロに入ってからの気持ちの持ち様とかインタビューなどのマスコミ対応の在り方とか色々と教えてあげようと思います。そして彼が環境の変化に戸惑う事がないよう、野球に集中できるようにしっかりと守ってあげる存在でありたいと思います。それが一年前に同じくドラフト1位でプロ入りした自分の使命だと思っています。また同じドラフト1位として負けられない想いも強いです。なかなかこんな凄い後輩を持つ機会はないと思いますのでポジションは違いますが、これを刺激に負けないように活躍をしたいと思います。

 さて11月15日で鴨川での秋季キャンプが終わりました。私は12日から4日間だけの参加とはなりましたが、しっかりと振り込むことが出来て力がついてきた実感があります。プロとしての体力もだいぶついてきました。春のキャンプの時は全体メニューについていくのが精いっぱいで、遅くまで残って個人練習をする体力がありませんでしたが今はあります。手ごたえも感じていますし注目の後輩も入ってきます。プロ2年目の2020年がどんな年になるか今からとても楽しみです。

文 千葉ロッテマリーンズ外野手 藤原恭大
構成 千葉ロッテマリーンズ広報 梶原紀章
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