女子日本代表:オリンピックプレ予選まであと5日「3x3で学んだ技術をWリーグで発揮。全てがつながっている」宮下希保選手
【JBA】
4月の段階で候補に入っていなかった3選手が選ばれました。アジアカップ優勝メンバーの渡邉亜弥選手 (三菱電機 コアラーズ)、現役復帰した吉田亜沙美選手(JX-ENEOSサンフラワーズ)、そしてもう一人は宮下希保選手 (アイシン・エィ・ダブリュ ウィングス)です。
渡邉亜弥選手 (三菱電機 コアラーズ) 【JBA】
3x3のトーステン・ロイブル ディレクターコーチも「3x3はバスケの技術を学ぶ絶好の機会です。宮下選手が3x3から5人制の日本代表に選出されたことはとても喜ばしいことです。(3x3日本代表候補として)コアメンバーの中に彼女も入っています」と期待していました。3x3と5人制は同じバスケであり、全体のレベルを底上げすることも担っています。
Wリーグでの活躍が認められて選出された宮下選手は、これまで平均17.67点を挙げ、得点ランキング3位。1位は日本代表キャプテンの高田真希選手(デンソーアイリス)20点、2位は渡嘉敷来夢選手(JX-ENEOSサンフラワーズ)18.75点に続く、リーグを代表するポイントゲッターとして頭角を現しています。昨シーズンの14.32点を上回っており、3シーズン目は飛躍の年になりそうです。
宮下希保選手 (アイシン・エィ・ダブリュ ウィングス) 【JBA】
ホーバスヘッドコーチには、「フィジカルを生かしてドライブで攻めることを評価されたからだと思っています」という宮下選手。ディフェンスの間を縫ってゴールを決める技術は3x3で学んだものです。フィジカル強くプレーできるようになったのも、ラグビー部だった父と特訓した過去がありました。
「バスケをはじめたばかりの頃は、接触が嫌いで逃げてばかりいました。リングまで行っても逃げてしまって、シュートが外れてしまうことが多く、当時の監督から『当たるのを恐がるな』とずっと言われていました。それを克服するために、ラグビーをしていたお父さんと一緒に身体を当てる練習をしてもらいました」
ホーバスヘッドコーチからは「肩が強い」とも言われており、「お母さんがバレーボールをしていた影響があるかもしれません。肩の強さはお母さんで、フィジカルはお父さんのおかげです」。両親から譲り受けた身体能力と3x3で培った技術を生かし、オリンピックプレ予選での活躍を期待しています。
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