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3×3女子日本代表:第5次強化合宿開催報告「オリンピック出場という大きな目標に向かってリスタート」

日本バスケットボール協会

 11月1日、東京オリンピックに出場する男女各8チームのうちの各4チームが決定し、男子にのみ開催国枠による出場権が付与されました。一方、日本時間10月3日に国際オリンピック委員会 (IOC) の最終承認が得られず、男女両方に決まっていたはずの3x3開催国枠が1つ減ってしまったことは既報通り。女子は来年3月に開催される2020年 FIBA オリンピック選考会(以下OQT)へ出場し、3位以内に入ってオリンピックの切符獲得を目指します。11月5日(火)から7日(木)の期間、3x3女子日本代表チームは9名の候補選手を招集し、第5次強化合宿を実施しました。

 「開催国枠が1つに減ったことは大変ショックでした。FIBAは最後まで日本を推してくれましたが、IOCの決定が覆ることはなかったです。でも、それは致し方ないことであり、次の段階に進まなければなりません」とトーステン・ロイブルディレクターコーチは選手たちの背中を押し、前に進みます。今年行われた女子の3x3国際大会はアジアカップ(3位)、ワールドカップ(13位)、そして日本のバスケットボール全カテゴリーで初の世界チャンピオンとなったU23ワールドカップの3大会のみ。3x3ウィメンズ・シリーズには4度参戦し、いずれもベスト4以上の結果を残してきました。しかし、男子と比較すると圧倒的に大会数が少ないのが現状です。

山本麻衣選手(トヨタ自動車アンテロープス) 山本麻衣選手(トヨタ自動車アンテロープス) JBA

 前向きに考えれば、OQTに出場することで国際経験を積むことができます。オリンピック出場を決めた4チームはロシア、中国、モンゴル、ルーマニア(男子:セルビア、ロシア、中国、日本)。「OQTにはオーストラリアやフランス、イタリア、そしてアメリカも出場し、この予選を抜けたチームの方が圧倒的に強く、オリンピックで優勝する可能性は高い」とロイブルコーチは考えています。それゆえに厳しい戦いではありますが、これまで結果を残してきた3x3女子日本代表にも十分勝つチャンスがあり、期待が持てます。

 U23ワールドカップでMVPに選ばれた山本麻衣選手(トヨタ自動車アンテロープス)も、「これまで練習や大会が少なかった分、OQTに出られることは日本のレベルアップにつながると思っています」とプラスに捉えていました。同じくU23ワールドカップに出場した永田萌絵選手(東京医療保健大学4年)は「オリンピックは無理かなと思っていましたが、実際にU23ワールドカップを戦ったことで自信がつき、もう一回がんばりたいと意識が変わりました」。永田選手の得意なドライブや、U23ワールドカップ決勝で観客を驚かせたステップなどは「スペースがある分、自分の強みが生きるということは感じています」と3x3でもその力を発揮してアピールしています。

永田萌絵選手(東京医療保健大学4年) 永田萌絵選手(東京医療保健大学4年) JBA

 今春、5人制女子日本代表候補26人に選出されている内野智香英選手(富士通レッドウェーブ)は、3x3ウィメンズ・シリーズに参戦しながら経験を積んできました。「日本人同士のゲームと全然違い、サイズがあって動ける選手がたくさんいました。身体も強い相手に対し、自分が足りないところに気付くことができました」と成長につなげています。「3x3をはじめてから3Pシュートのフェイスアップが速くなったとBT(テーブス)ヘッドコーチに言われました。自分でも以前よりクイックでシュートを打てるようになったという感じがあります」と言い、3x3選手も多い富士通は今シーズンのWリーグでも好調なスタートを切っています。

 今合宿を終え、「選手たちは次の大きな目標に向かい、貪欲に取り組んでくれました」とロイブルコーチは評価し、オリンピックへ向けて新たなスタートを切りました。OQTが開催される3月は、Wリーグがクライマックスを迎える「難しい時期ではありますが、オリンピックでメダルを獲れる可能性があり、そのためにもOQTは絶対に勝ち抜かねばなりません。日本一丸になって最強メンバーで臨めるようにしたいです」とロイブルコーチらスタッフは今後も調整をしながら、この9名の中から出場メンバーを選考していきます。

内野智香英選手(富士通レッドウェーブ) 内野智香英選手(富士通レッドウェーブ) JBA

■ 2019年度 3×3 女子日本代表チーム 第5次強化合宿参加メンバー

【スタッフ】
チームリーダー 金澤 篤志 (公益財団法人日本バスケットボール協会)
ディレクターコーチ ロイブル トーステン (公益財団法人日本バスケットボール協会)
アソシエイトコーチ 長谷川 誠 (秋田ノーザンハピネッツ株式会社)
アスレチックトレーナー 岡本 香織 (公益財団法人日本バスケットボール協会)
マネージャー 生方 江梨奈 (富士通 レッドウェーブ)
通訳 本永 昌生 (?)

【選手】
伊集 南 (G / デンソー アイリス)
篠崎 澪 (G / 富士通 レッドウェーブ)
内野 智香英 (G / 富士通 レッドウェーブ)
三好 南穂 (G / トヨタ自動車 アンテロープス)
田中 真美子 (C / 富士通 レッドウェーブ)
西岡 里紗 (C / 三菱電機 コアラーズ) ※都合により欠席
永田 萌絵 (F / 東京医療保健大学 4年)
馬瓜 ステファニー (F / トヨタ自動車 アンテロープス)
山本 麻衣 (G / トヨタ自動車 アンテロープス)

※氏名表記は「姓・名」の順
※所属は 2019年11月5日現在
※ポジション(P):G-ガード、F-フォワード、C-センター


■ 3×3 バスケットボール 東京2020オリンピック予選 開催概要(女子関連のみ記載)

1) 2020年 FIBA オリンピック選考会 (OQT)
期間: 2020年3月18日 (水) 〜22日 (日)
開催国 : インド
出場チーム数 : 男女各20チーム (※上位 3 チームがオリンピック出場権獲得)


[Pool A] フランス、アメリカ、ドイツ、ウルグアイ、インドネシア
[Pool B] イラン、日本 (オリンピック開催国)、ウクライナ、トルクメニスタン、オーストラリア
[Pool C] オランダ、エストニア、ベラルーシ、ハンガリー、スリランカ
[Pool D] イタリア、チャイニーズ・タイペイ、チェコ、スイス、インド(OQT 開催国)

※日本 (女子) が OQT で出場権を獲得できなかった場合は、FIBAユニバ―サリティ方式オリンピック選考会に出場し、最後の 1 枠をかけて争う。

2) 2020年 FIBA ユニバーサリティ方式オリンピック選考会 (UOQT)
期間: 2020年4月24日 (金) 〜26日 (日)
開催国 : ハンガリー・ブダペスト
出場チーム数 : 男女各 6 チーム (※最上位 1 チームがオリンピック出場権獲得)


[優先出場権獲得チーム]
ハンガリー (UOQT 開催国)、日本 (オリンピック開催国)、イラン、オランダ、イタリア、
チャイニーズ・タイペイ
[待機リスト]
エストニア、ドイツ、ウクライナ

※優先出場権獲得チーム中、OQT において出場権を獲得したチームは勝ち抜けのため、待機リストから
 FIBA ランキングに従い、繰り上げ出場する。

クラブ名
日本バスケットボール協会
クラブ説明文

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