【フットサル 第22節/名古屋×F選抜】F選抜に8-1と大勝を収めたように見えるが……「スコアを見ただけでは今日の内容は想像し難いものだと思います」(名古屋 フエンテス監督)

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【軍記ひろし】

11月1日(金)、Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第22節 名古屋オーシャンズ対Fリーグ選抜が武田テバオーシャンアリーナで行われた。

平均年齢21歳のF選抜による勢いある攻撃に苦しめられたが、先制したのは名古屋だった。前半4分、ワンツーでペナルティエリア付近で抜け出したペピータが、ファーサイドのヴァルチーニョにラストパス。これを冷静に決めたヴァルチーニョのゴールでリードする。

さらに9分にペピータのミドルシュートがゴールに突き刺さり、2点差。しかし16分に失点して再び1点差に。さらにギアを上げてゴールを狙う名古屋と、得点によって勢いの増すF選抜の戦いは激しさを増した。両者共に譲らない戦いは、スコアが動かず前半前は2−1で終了する。

迎えた後半も、相手の勢いのある攻撃に苦しめられるが、32分に高い位置でボールを奪ったラファのゴールで苦しめられていた流れが一変する。33分にラファの2ゴール目が決まり4−1とすると、36分を過ぎたところでF選抜はパワープレーを開始。

それでも、ヴァルチーニョの2ゴール含む4つのパワープレー返しで試合が終わってみればスコアは8−1。しかし内容は7点差で勝利したとは思えないものになった。

F選抜はとにかくポテンシャルがあると感じている

フエンテス監督(名古屋オーシャンズ)

──試合を振り返って。


結果ではなく内容は想定内のものでした。Fリーグ選抜とは同じアリーナで練習していて日頃から顔を合わせています。そういう意味でも特別な対戦相手です。Fリーグ選抜は若さと勢いがあり、同じ場所で活動している分、モチベーション高く戦ってくるだろうと思い、私たちはピッチに立ちました。内容は予想どおりで、勢いのあるプレッシャーをかけて来られ私たちもかなり苦戦しました。

結果は8-1で、スコアを見ただけでは今日の内容は想像し難いものだと思います。前半、私たちの方が内容は良かったと思いますが、その中で決められませんでした。逆に後半は上手く攻撃を組み立てることができなかった中でも得点が生まれました。結果と内容が逆であってもおかしくなかった試合だったかなと思います。

相手もビックチャンスがありながら決め切れず、私たちもよくなかった中で決めることができ、そこで点差をどんどん広げることができました。最終的にはパワープレーをしなければいけない状況に追い込むことができ、そこからは上手くディフェンスが決まってゴールを決めることができて点差を広げることができました。

──U-20日本代表の選手を5名擁するFリーグ選抜からは今後の日本代表で活躍する選手も出てくると思います。彼らに対する印象はいかがでしょうか?

とにかくポテンシャルがあると感じています。若いながらもこのトップリーグで対等に戦う力を持っていると思います。ただ、彼らは今、成長している段階です。今後の活動をどうしていくか、クラブに戻ったときに今発揮している個性を所属クラブでも発揮できるかなど、様々な状況を乗り越えていかなければいけないと思います。そこを乗り越えていければポテンシャルは十分ありますし、A代表にも選出されるのではないでしょうか。

吉川智貴(名古屋オーシャンズ)

──試合を振り返って。


8-1のゲームではなかったかなと思います。後半の残り10分くらいまでなかなかタフなゲームだったかなと。
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