【埼玉上尾メディックス】ワールドカップバレー2019女子大会を終えて、山岸あかね選手へインタビュー

埼玉上尾メディックス
チーム・協会

【埼玉上尾メディックス】

 9月14日(土)から横浜アリーナで開幕し、9月29日まで全国各地熱戦が繰り広げられたワールドカップバレー2019 女子大会。火の鳥NIPPON女子代表は6勝5敗の5位で大会を終えた。

 いよいよ今週末にホームゲームを控えた埼玉上尾メディックスに所属する山岸あかね選手は長野県須坂市出身。5歳からバレーボールを始め、中学では名門裾花中学校へ進学、東海大付属第三高校ー東海大学へと順調にバレーボールの強豪チームで活躍し、2013年1月に内定選手として上尾メディックス(現埼玉上尾メディックス)へ入団した。2013年度にも一度、代表選出はされていたが、2018-19年と再び代表選出され、今回のワールドカップ2019女子大会に出場した。埼玉上尾メディックスの生え抜き選手としては初の三大大会出場選手となりました。

 ワールドカップを終え、早速、Vリーグ開幕に向けてチームに合流し練習を再開した山岸あかね選手へのインタビュー。

ワールドカップ2019女子大会を終えて

日本代表でシーズンを通して過ごして

 代表に行っていた間、充実した練習ができてたと思う。精神的にも体力的にもしんどいと思うところもあったけど、コミュニケーション取りながら自分なりにうまくできたんじゃないかと、少しは技術的にもレベルアップできたのかなと感じている。代表では毎日、刺激がある。毎日が充実していたし、楽しいと感じることができた。日々、勉強にもなった。みんなが1本に対しての「あのプレーは、どうだった」「こうだった」、言われるし、もちろん私も言わなきゃいけないし、寄せ集めだからか、1本に集中して会話が絶えない。そこが良かったのかな?と感じてる。
 決してあっという間ではなかったけど、1日1日が濃くて、充実した時間だったと思う。


シーズンを通して、強化してきたところできたところ
 ディグ、ブロックとの関係、ブロッカーコミュニケーション取ってやるようにしたこと、ブロッカーに任せることで守りやすさを感じることができた。これまでは自分が拾わなくちゃと思ってしまっていたけど、ある程度はブロッカーに任せて、ここは拾う。というような形ができたかなと思う。上尾でもこれは継続してやっていかなくちゃと感じた。あとは、上尾でも日ごろから言われていることだけど、相手の強打をボールを相手コートに返さないように、コート内におさめて攻撃につなげるようにとにかく意識していた。


ワールドカップメンバーに選出される前の心境は?
 なんとなくワールドカップが近づいてきて、メンバーに入れるか気にすることもあった。でも、「やり切れることはやったし、いっか。」という気持ちで過ごしていた。


開幕戦のドミニカ共和国戦にスタメン出場して

 正直、びっくりした。練習しながら「もしかしたら自分が開幕スタメン、あるのかな?」と感じていた。
開幕戦のドミニカ共和国戦は緊張するだろうと思っていたけど、思ったより落ち着いていた。いつも通りできたんじゃないかと感じていた。
逆に、翌日のロシア戦は緊張しすぎて、いつもと同じつもりでいたけど、変な緊張を感じてしまった。3戦目の韓国戦では、お客さんのことを気にしてしまったり、「こんな自分出てていいのかな?」とか余計なことを考えてしまった。せっかくの機会だったのに楽しめなかった。もっと余計なことを考えず、気持ちを強く持つことが大事だなと。


世界と戦ってきて、今、感じること
 世界を相手に戦ってきて、世界には良いサーバーがたくさんいた。チーム全体での課題としてもあげられていたけど、ミスをしないサーブレシーブ。その中でも私は少しでも攻撃につなげられるサーブレシーブをもっとしていかないとと感じた。日本代表としても、もっと頑張りたい。もっとあそこでやりたい。負けたくない。という欲が私にも出てきた。

Vリーグでさらに活躍が期待される山岸あかね選手 【埼玉上尾メディックス】

チームへ戻ってきて、Vリーグ開幕に向けて

久しぶりに上尾に帰ってきて
 ちょっと離れてたから少し緊張していたけど、いつも通り、普通だった。リーグに向けての練習が始まっていたけど、これもまたいつも通りだった。大丈夫、ここでも頑張ろうと感じている。


外国人選手2名と久しぶりに再会して
 これもまたいつも通り(笑)。ジャジャ(サンティアゴ選手)は相変わらず明るくて前向きで、真面目に取り組んでくれて良い影響を与えてくれているな。と。
ケティ(シュシュニャル選手)も相変わらず包容力があって、チームを盛り上げて支えてくれていると感じた。


いよいよシーズン開幕に向けて
 全日本メンバーはみんな気持ちが強いと感じていた。私はすぐ心が折れそうになるから、ネガティブなことを考えずに強い気持ちを保てるよう、上尾でも試合に出て、調子が悪くてもポジティブなことを考えてチームの為に頑張る。とにかく自分にできることをしっかりやって、代表行ってきて「山岸、成長した」って思ってもらえるようなシーズンにしたい。とにかくまずはチームが勝つように、私がディフェンス面で支えていきたいです。



 チーム在籍7年目で経験したワールドカップという大きな舞台が、山岸選手をさらにたくましく成長させてくれたように感じた時間でした。
「もっとやりたい」「強くなりたい」と力強く話す山岸選手。埼玉上尾メディックスのベテランと若手を山岸選手がどのようにつなぐのか、こちらも楽しみです。


 
 残念ながら開幕の滋賀大会は台風の影響で順延になってしまいましたが、埼玉上尾メディックスの開幕戦はホームタウン上尾での開催となりました。
 
 10月19日(土) 15:00~ 埼玉上尾メディックス vs JTマーヴェラス
 10月20日(日) 16:00~ 埼玉上尾メディックス vs PFUブルーキャッツ 

 成長した山岸選手をぜひ会場にてご確認ください!!応援宜しくお願い致します。

 埼玉上尾メディックスのホームゲームでは、様々なイベントを用意して、皆様のご来場をお待ちしております。
 ぜひ、ご友人、ご家族をお誘いの上、イベントもお楽しみいただければと思います。

ワールドカップを終えて、チームに合流した山岸あかね選手 【埼玉上尾メディックス】

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著者プロフィール

VリーグDivision1に所属する上尾中央医科グループを母体とした女子バレーボールチームです。 埼玉県上尾市をホームタウンとして、本年度は埼玉県立武道館、深谷ビックタートルでホームゲームを開催。 埼玉県上尾市の顔として、地域の皆様と愛し愛されるチームを目指して活動しています。

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