■国内男子ゴルフ/ZOZOランキング最終戦「ブリヂストンオープン（10月10日〜13日、千葉県・袖ケ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース）」2日目

男子二部のAbemaTVツアー「石川遼everyone PROJECT Challenge（10月9日〜11日、栃木県ロイヤルメドウゴルフ倶楽部 ）」で、杉原大河さんがアマVの快挙を飾ったこの日、レギュラーツアーの「ブリヂストンオープン」でも、アマチュアが活躍している。

みごと3人が予選通過を果たしたが、本人たちには悩ましい事態も起きている。
日大3年の清水大成（しみずたいせい）さんと、大阪学院大3年の砂川公佑（すながわこうすけ）さんは、女子ツアーのシブコさんらが活躍する”黄金世代”と同世代。

通算8アンダーの6位タイと楽しみな位置で決勝ラウンドに進んだが、プレー後に聞いて驚いたのは並みいるプロたちも目の色を変えている「ZOZOチャンピオンシップ」の出場資格について。

ウッズら世界のトップが日本に集う日米共催ツアーは、賞金ランキングの上位7人と、今週の「ブリヂストンオープン」の上位3人に出場権を与えるとうたっているが、「アマチュアを除く」という但し書きがついている。

「僕らは出られないと思っていた」と、2人は声を揃えたが、実は彼らにも出場できる手段があった。
関係者が米ツアーに確認を取ったところ、もしアマチュアが権利のある順位に入れた際も、その時点でプロ宣言さえすれば、出場権が発生するというのだ。

知らせを聞いて「えっ…」と絶句した2人。
清水さんは「いやぁ…、それは…悩みますけど…」と突然の事態発覚に、しどろもどろで「もしそうなったら自分としては出たいです」。
砂川さんも「出たいです。そうなれば、監督と相談します」と、思案顔になった。
開催は2週後に迫っており13日日曜日の最終日の結果次第では、来年に大学卒業を控えた2人の若き人生が、がらりと変わってしまう事態も。
12日土曜日の3日目は台風19号の影響で大会は中止となり、若者たちには悩ましい中1日となりそうだ。