【フットサル】平均年齢20歳! ペスカドーラ町田の“ニュー・ジェネレーションズ”が絶賛売り出し中。
【軍記ひろし】
若手新世代の核となる「クワトロボーイズ」
今シーズンから指揮を執るルイス・ベルナット監督は、開幕節から積極的に若手を起用してきた。「一人ひとりに試合に出られる実力がある。みんなにチャンスがある。チームに素晴らしいものを与えてくれている」という言葉を証明する采配だが、指揮官が若手を登用し続けるのは簡単ではない。実際、以前までの町田は、主軸がみな30歳を超える一方で若手の台頭が見られず、世代交代を何年もテーマにしてきたクラブの一つだった。
しかし、今の町田は違う。
昨シーズン、Fリーグ選抜で頭角を現した21歳の伊藤を筆頭に、17歳の倉科亮佑、中村充、21歳の菅谷知寿の4人は、クワトロと呼ばれるパス回しを主体とする2ndセットを託されている。彼ら“クワトロボーイズ”は、森岡薫や滝田学、室田祐希という日本代表でも中軸の1stセットと同程度の出場機会が与えられているのだ。
監督からの信頼が厚く、新世代の仲間を引っ張る伊藤圭汰。 【軍記ひろし】
「彼らに求めているのは、常に勇者であること。自分たちのクリエイティブで攻撃的な力を加速させるためにも、相手に圧力を与え、味方に勇気を与えられるように『強くあれ』と伝えています」
クラブのビジョンと、固い決意でそれを実行するルイス監督がもたらした変革。カスカヴェウという、日本フットサルをけん引してきた歴史を持つチームを支えているのは、シーズン開幕前には名前すら知られていなかった選手たち。台頭する新世代が、チームを、リーグを席巻している──。
【町田のニュー・ジェネレーションズ】
17歳から23歳までの若手新世代の8人。 【軍記ひろし】
17 GK 藤原幸紀(23歳/5試合出場・0得点)※16試合メンバー登録
18 毛利元亮(18歳/8試合出場・2得点)※9試合メンバー登録
20 甲斐稜人(18歳/8試合出場・0得点)※9試合メンバー登録
21 二井岡嵩登(22歳/13試合出場・3得点)※17試合メンバー登録
22 倉科亮佑(17歳/10試合出場・3得点)※13試合メンバー登録
23 中村充(21歳/17試合出場・6得点)
41 菅谷知寿(21歳/19試合出場・3得点)
※21節終了時点
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