■国内男子ゴルフ/史上初・日亜韓3ツアー共催「Shinhan Donghae Open（シンハン・ドンヘオープン）9月19日〜22日/韓国・仁川Bear s Best Cheongna Golf Club（ベアーズ・ベストチョンナゴルフクラブ）」初日

今週は、石川遼は出ていないはずだが…。当地・韓国で、見間違える人が続出。
プロ13年目の29歳、小鯛竜也である。
この日初日も同組で回った韓昌元 (ハン　チャンウォン)という韓国の選手にも、「リョウ選手に似てるね」と、まじまじと言われた。

今春序盤に腰痛による戦線離脱を経験した石川は、ここでいったん大事を取り今週の出場を見送ったが、当地でも日本ツアーのスター不在に無念の声は多かった。

小鯛はひとつ年上だが石川のオフ合宿に加えてもらったり、史上最年少の15歳でプロの試合を制したアマ時代を含めてツアー16勝を誇る石川から受ける影響力は大きい。

たとえ欠場でも、改めて知る石川の大きな存在感。
不在の今週は、小鯛がそっくりさんとしてブレイクする?!
初日は1アンダーで奮戦。
「海外で成績残せると自信になるので３日間しっかりがんばりたい」。
ちなみに小鯛の地元関西では、このたびの内閣改造で初入閣した小泉進次郎議員にも似ていると、よく声をかけられるのだそうだ。

＜小鯛竜也＞
1991年2月1日生まれの29歳、大阪府出身。
高校の体育教師だった父が自宅に作ってくれた”鳥かご”の練習場で、5歳からゴルフを始めた。
中3時の04年に日本ジュニアで2位に。この頃からすでに、プロを見据えて予選会のQTを受験。17歳の07年にプロ転向を果たしたが、やっと出場権に恵まれたのは4年後の11年。初の予選突破はさらに4年後の15年と、時間はかかったが本格参戦にこぎつけた17年の「マイナビABCチャンピオンシップ」で、ツアー初V。
そろそろ2度目の歓喜が欲しい。