【フットサル 第18節/名古屋×大分】2位・バサジィ大分をホームで完封!「冷静かつ熱い戦い方で最後まで戦えた」(名古屋 フエンテス監督)

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【軍記ひろし】

9月15日(日)、Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第18節 名古屋オーシャンズ対バサジィ大分が武田テバオーシャンアリーナで行われた。

首位攻防戦となったこのゲーム、スコアが動いたのは開始3分だった。西谷良介が右サイドからゴールのスペース左へ向かって対角のパスを出すと、走り込んだヴァルチーニョが合わせて大分のゴールネットを揺らす。

その後、互いに一進一退の攻防を続けシュートを放つが得点は生まれず前半の20分が終了する。

後半戦も前半同様に手堅い内容になり、どちらが先に点を取るかという展開。しかし36分に放ったラファのミドルシュートを相手GKの岩永汰紀がエリア外に出て手で触ってしまい、決定阻止の判定として退場処分。FKのチャンスを得ると、ヴァルチーニョが冷静に合わせて追加点。残り4分間はパワープレーの守備に回ることになったが、無失点で試合は終了。2-0で勝利した名古屋が2位・大分との勝ち点差を4に放した。

首位攻防戦にふさわしいゲームができた

フエンテス監督(名古屋オーシャンズ)

──試合を振り返って。


この結果が、今日の内容がしっかりと見えるスコアであったのかなと。非常にタフなゲームで、私たちも全力を出し切らないとこういうゲームにつなげられなかった試合だと思います。相手のメリットのあるゲームで、首位攻防戦にふさわしいゲームができたのではないかなと。私たちもこのゲームの中で戦って、ゲームの中で成熟して、相手の良さをうまく消すことができました。そこが大きく今日の勝利に繋がったのかなと。

相手のストロングポイントを抑えて、冷静かつ熱い戦い方で最後まで戦えたことが最後の最後までチャンスを活かせて勝てた要因だったのはないかなと思います。昨日から難しい試合が続き、この連戦は非常に大事な試合でした。その中で2つ勝てたのは完璧でした。私たちの求めている目標を達成できましたので、非常に嬉しく思います。

──昨日も激しい試合があり、今日の首位攻防戦ではどちらに転ぶかわからない展開を2-0で勝てたことはチームとしても大きな意味を持つのでは?

今日のゲームはとてもポジティブに捉えています。私たちがリーグ優勝を目指す上でポイントになったゲームだったと思います。ただ、リーグ中盤になって、今後のチームの活動に関しては選手も非常に疲労が溜まっているタイミングではありますのでマネジメントというところが重要になってくると思います。一つの山として私たちはAFCクラブ選手権の優勝を目指していましたが、リーグ期間中なので両方に100%集中することが難しいです。

クラブ選手権を終えて疲労がピークに上がった状態であまり時間がなく、この何試合か首位攻防戦まであったので一旦選手も休む時間を作ってあげたいです。その時間もあまり長くは取れないので一度リセットして、集中が切れないように私たちが進むべき道を少しでもブレないようにしていくことが大事です。昨日の試合も含めて反省点は多くありました。昨日の試合でも、どこかで油断があった場合、昨日の展開で取り返しのつかない状況になることもありました。一度でも負けたらプランニングがズレることもある。そこがないようにしていきたいと思っています。

吉川智貴(名古屋オーシャンズ)

──試合を振り返って。


厳しい試合だったかなと思います。今シーズンの大分の好調さを見せつけるかのような試合だったし、見ている方にとっては緊迫したいいゲームだった。その中で勝ち点3を取れたことは、今日に関しては100点満点でもいいぐらい大事な勝利だったので良かったと思います。

──累積警告により、昨日の試合に出られないのは分かっていたので吉川選手個人としては今日の試合にのみ向けて準備してきたのでしょうか?

もちろんそうですね。昨日の試合は見ている以外何もできないですし、今日によりいいコンディションを持ってこれるように考えて一週間考えて過ごしていました。チームが勝てたことが良かったかなと思います。

──大分に勝って首位を維持しましたが残りのシーズンに向けては?

大分はたぶん、今シーズンはあまり取りこぼさない気がするのでそうなってくると自分たちも変な勝ち点の落とし方をしないことが一番大事。目の前の一戦一戦で勝ち点3を目指して戦うことが大事ですね。
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