<Photo:Chung Sung-Jun/Getty Images>

3位タイの木村彩子 猛虎の勢いでー

日本女子プロゴルフ協会(LPGA)

 プロ日本一を決定する、正念場だ。3アンダー、3位タイで第1日を終えた木村彩子が、「そうです。もう、気が気ではない」と大まじめに口を開いた。「クライマックスシリーズへ行けるかどうか。毎日、必死に応援しています」。何のことかと思ったが、阪神タイガースのことらしい。「星野監督時代から、熱烈なファン。今の状況には気が気ではない。球場へ行って応援したいぐらいです」と一気にまくし立てた。

 とまぁ、まくらはこの程度で、自身を語ってもらおう。この日は4バーディー、1ボギーの内容。「きょうのキーホールは7番です。第1打がラフへ行き、レイアップ。そして、3Wの第3打がバンカーで、第4打がグリーン奥のラフでした。そこからパーセーブ。次の8番から、流れが変わった」とていねいに解説してくれた。

 日本人選手には珍しく、持ち球はフェード。ステップアップツアー参戦の2017年から、フェーダーとなるべく、取り組んだという。「試行錯誤の連続。今季も軌道を修正しながら、コツコツとベストスイングを目指して、ずっとです。ピンと来るものがなかったけど7月下旬、ようやくこれだという感覚がみつかって。大げさにスライスを打つ練習をしてからです」と話している。練習はもちろんのことだが、イミニョンやキムハヌルなど、フェードヒッターのSNS動画を自身で細部まで分析。

 また、同組でプレーした際は、瞬きを我慢しながらスイングなどを焼きつけたそうだ。なるほど、鮮やかなフェードボールの第1打がフェアウェイをとらえていた。「(フェアウェイを)外したのは、1ホールだけでした。質のいいボールが打てています」と言葉が弾んだ。前週のゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント最終日は、パーセーブが3にもかかわらず、69のフィニッシュ。きょうは、同じスコア69でも、「ガチャガチャではないプレーがいい。あすもまた、張り切って」と自身へエールをおくった。(鈴木 孝之)

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