鈴木愛 20歳と25歳の違いを語る

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【<Photo:Masterpress/Getty Images>】

CAT Ladies 2019 最終日

 鈴木愛が最終日、上昇をアピールした。通算1アンダー、17位タイながら、「ショットは3日間通して、すごく良かった。パッティングもまぁまぁです。ただ、今大会は1-2メートルのチャンスをたくさん外した。これでは、スコアにつながらない」。明るい表情で、きっちりと課題をピックアップした。そうはいっても、パッティングの名手の冠は変わらない。1ラウンドあたりの平均パット数は、LPGAツアー第1位。やるべきことはわかっている。

 25歳になった。すでに賞金女王のタイトルも獲得しており、とっくに若手といわれるキャリアではない。自身のLPGAツアー初優勝は、20歳。アッと驚く、日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯だった。「あの頃は、どんなポジションにカップが切られていても、ピンしか見えてこない。怖いもの知らず。よけいなことは、何も考えず攻めていけました」という。

 ところが、経験を積むごとに、「何となくショット、パッティングでうまくいった時もあった。でも、年齢を重ねれば、何となくでは絶対、続かない。考えることが年々、増えてきた。いい意味でおおざっぱに、思い切ったプレーができない。よくいわれるけど、年齢を重ねて、ゴルフの難しさがよりわかってきた」。しみじみと語った。

 次週は名うての難コースと勝負する4日間。さらに、ビッグトーナメントが目白押しのシーズンが控える。「小樽カントリー倶楽部は難しいけど、きょうの調子で行けば戦えます」と宣言した。巻き返しの秋?。(森谷 清)
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