<国内男子ゴルフ>2日目も主役。石川遼が暫定の首位キープ

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【今日も主役!】

■国内男子ゴルフ「長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ(8月22日〜25日、北海道千歳市 ザ・ノースカントリーゴルフクラブ)」2日目

大雨に見舞われた2日目は、午後から2時間24分の中断を挟み22組(59人)が競技を残して翌24日への持ち越しが決まったが、石川遼は2位と3打差つける通算11アンダーでホールアウト。断トツの暫定首位に立った。

まるで、男子ゴルフは7週間にわたって空いた日程を、選手会長が穴埋めするかのようだ。
悪天候下で大ギャラリーに見せた4連続バーディ。その最初の6番では7メートルの距離が「入るか、入らないのか、入るのか〜」。ボールが無事カップに沈んだ瞬間、膝からペタリとグリーンにひれ伏すユニークなポーズで揺れる思いを表現。
ひときわ盛り上がった。

難関の16番パー3ではこの日、唯一のボギーを打っても、次の17番では11メートルをねじ込む見事な”バウンスバック”。
「いま英樹も含めて世界的に、飛んで曲がらない選手が増えて来ている。その中でティショットの飛距離差を埋めるには、アイアンの精度。グリーン上に行くまでに、いかに差を埋められるか」。
この春から特に考え、取り組んできた成果もショートアイアンで、いずれもピンに絡めた7番、8番であますところなく披露した。

今週は、来月から発売開始となるウェアブランドのモデルとなり、今大会限定で”先行お披露目中”。時折、雨脚が強まっても「着ると(プレーの)感覚が変わってしまうし、風邪さえひかなければ着なくていい」。
極力、レインウェアで全身を覆い隠すことを避けて、冷え込みにもほぼ半そで姿で通した。
6アンダーの66で上がると、びしょ濡れのシャツを素早く着替え、今度はギャラリープラザの特設ステージに向かった。
この日の暫定リーダーによる”お立ち台”での饒舌トークは、たっぷる30分近くにも及んだ。

男子ゴルフの改善点や希望することはと、自らギャラリーに質問を募ったり、この日のような雨中のラウンドを楽しむ極意も伝授。
「ものすごく水を弾くカッパと、あとは保水性の高いシューズを買うこと。そうすると、雨が降ってもすごくゴルフに行きたくなりません? すぐ隣の売店でも売っています。ぜひ買って帰っていただければ」。滑らかな”宣伝文句”に会場に笑顔が満ちあふれた。

あいにく雨中の1日を、手を変え品を変えて盛り上げた選手会長。
週末は、いよいよその仕上げにかかる。
2014年にも勝った15年目の記念大会で、目指すは2試合連続V。
「ここまではうまくいったが、まだまだ折り返し点。明日もできればたくさんバーディ獲って、盛り上げられるように頑張ります」。
選手会長が最後までファンの関心を誘う。
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