暫定首位の濱田茉優 精神力で勝負

チーム・協会

【<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>】

 自己との対峙。ゴルフは精神力がものをいう。濱田茉優は6ホールを残し、通算10アンダー。あすは、4番のパーパットからプレーを再開する。距離は5メートル。楽ではない。 
 「下りのフックライン。第1打が右ラフで、次もまた右ラフでした。第3打もうまく寄せることができない。仕方がないです。でも、カップインできるかもしれない。今大会、パッティングの調子がとてもいいですからね。もし、ダメでも気持ちを切り替えて、頑張るだけですよ」と表情は明るい。
 この日は午前3時30分に起床。サスペンデッドになった第1日の6番からプレーをした。「朝から、スコアのことは考えていません。とにかく、完走を目指してよけいなことは何も…」。ひたすら、プレーへ集中している。インスタートの第2R前半。10番でボギーとしたが以降、5バーディーを上積みした。
 雷雲接近で2度の中断があったものの、「軽くストレッチをした。ちょっとずつ動きながら、体がカタくならないように…。中断は、自然が相手ですから仕方がありませんね」といいながらも、「きょうは、すごく疲れました」。あすもまた、予想外の午前3時30分に起床だが、これもまたプロゴルファーの宿命だ。自然体で、コースと対峙する。5メートルのパーパットを気負わないことを誓った。 (森谷 清)
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

一般社団法人日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)が運営する公式サイトです。女子プロゴルフツアーのスケジュールをはじめ、試合速報、選手のスタッツ、各大会の最新ニュースやクォリファイングトーナメント(QT)、プロテスト、レッスンの情報などを配信中。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント