<全英オープン/男子ゴルフ>松山英樹ほか、日本勢は6人が予選落ち

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【今年もまた…】

■今季メジャー最終戦・第148回全英オープン(7月18日〜21日、北アイルランド・ロイヤルポートラッシュゴルフクラブ)

昨年の本メジャー以来となる予選落ちが、またこの舞台となってしまった。松山英樹が、今年も2日で姿を消した。
昨年のカーヌスティは、2日目の最終ホールのトリプルボギーが致命的となった。
今年は、2日目の1番ホールだった。
3Wのティショットを右にOB。
「練習場ではよくて、自信を持っていったが悪いスイングをしてしまった結果」。
打ちなおした3打目はフェアウェイに置いたが、4打目はグリーンにわずかに乗らなかった。外からパターを握った5打目は傾斜に負けて、ピン下に大きく下ってしまった。
5オン2パット。
今年はスタートのトリプルボギーが最後までプレーに影を落とした。
「ここは忘れて4つ、5つ取れば明日からチャンスはある、と。修正できると思ったけれど。上手くいかなかった」。
2番、7番のバーディで懸命に挽回しても、10番で右に曲げたティショットを谷底状の深いブッシュに打ち込みボギーを叩くと次の11番もまた右ブッシュ。ひざ下まで生い茂る草地から、力任せに出してもまたボギーに「10、11番で曲げてしまってそこから自信を持って打てなくなった」という。

その後も左、右とたびたびラフを渡り歩いてついに圏外から抜け出せなかった。
昨年の今大会後から続けていた連続の予選通過記録も「25」でストップ。
日本のエースが2年続けてリンクスの洗礼を浴びたが「思ったようなプレーができないのは自分のせい。悔しいです」。

松山を含めて今年は8人の日本勢が出場。
初出場の稲森と浅地の2人が決勝進出を果たしものの、他6人とも70位タイのカットラインに入れなかった。

今年の「SMBCシンガポールオープン」で2位タイにつけて、7年ぶり2度目の切符を取った藤本佳則は、7番でのイーグルもあったが「出だしがつまらないスタート(ボギー)。これが僕の限界」と、通算4オーバーの98位タイに終わった。

堀川未来夢は6月の「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」で初優勝をあげて、予選ランキング1位の資格で来た。初日はイーブンパーと、上々のスタートを切ったがけっきょく通算5オーバーの107位タイで終戦。
「前半はケアレスミスが多くて残念。自分のゴルフをすれば予選は通れた。ただ飛距離、球の高さは必要。またチャンスがあれば、次は予選通過できるように頑張りたい」

5年連続8度目の池田勇太。
「前半よかったけど7、8番の連続ボギーで流れが変わった。自分のゴルフは悪くなかったが、今回の全英はグリーンに泣かされた。上手く対応できなかったのかなと思う」(通算9オーバー、139位T)。

賞金王の今平周吾は、今季メジャーで初のフル参戦も、ついに決勝進出は果たせなかった。通算10オーバーの146位タイに終わって「まだまだ足りない部分がある。ショットの正確性、ショートゲームのレベルを上げて、すこしずつ埋めていければ。また来年挑戦したい。今年は日本で早く優勝できるように頑張る」懸命に前を向いた。

東北福祉大3年のアマチュア、金谷拓実さんは1打足りずに通算2オーバーの74位タイで予選落ち。「(10番から)3連続バーディーを取って気を引き締めたつもりだったが油断してしまい、技術の甘さだったり色々感じた。自分が出せなかった。何かが足りない(くらい)だと予選は通っていたと思う。全部足りない」。今年4月のマスターズで取り損ねたベストアマチュア賞が目標と話したが、叶わなかった。
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