【サーフィン】大井町の人工サーフィン施設citywaveでの世界大会『citywave pro WORLD TOUR』ジャッジ方法を解説
【Image: citywave】
全く新しいジャンルのこのサーフィンは、普通のサーフィンとは異なるジャッジ基準(ジャッジクライテリア)があります。今回は、このジャッジ基準を本邦初公開!citywaveのシニアアドバイザーを務める石内“CAP”圭一が、詳しく解説します。ジャッジ基準を知ると大会がますます楽しくなりますよ!
【Image: citywave】
しかし、citywaveならではでサーフィンと異なるのが、フリースタイルな技の数々がスコアに直結している点です。
【Image: citywave】
1ランの制限時間は30秒〜45秒(ヒートによって異なります)。その間に、いかにレールtoレールのターンを繰り広げ、技を挿入していくか?!これが全体得点の肝になるのです。
以下は、ターンとフラットスピン、エアー組み合わせた7点台のライディングの例。
citywave pro WORLD TOURでの採点基準値
・トリック無で通常のターンのみ=4pts~4.5pts
・フラットスピン(*1)を組み込む=4.5pts~5pts
・フリースタイルの技を組み込む=5.5pts~6pts
・制限時間内ミスなくフリースタイル系をミックス=6~7pts
・制限時間内ミスなくフリースタイル系をミックスしかつコンボ技
(*2) =6.5pts~7.5pts
上記に加えてジャンプイン(*3)でドロップイン=+0.5~1.0ptsが加点
*1)エアーではなく板が水面に着いた状態でのスピン
*2)例えばアーリーウープtoスイッチライディングtoリバースなど技のミックス
*3)プールにドロップインする際にプールサイドを走って波に飛び乗る
このことはcitywave pro WORLD TOURのヘッドジャッジを務める「José Fernandes」の言葉からも伺い知れます。
「我々ジャッジが一番重要とするのは、時間を一杯使ったフローあるライディング。かつ誰もが格好良い!と思えるスタイル性を重視します。もちろんトリック(=フリースタイル)も重要ですが、このスポーツはスタイルが一番ですからね」
こちらのJosé はその昔スノーボードのワールドプロツアーの選手として世界を転戦しその後スノーボードのヘッドジャッジを歴任した経緯の持ち主。そんな経緯からかフリースタイル要素を拾って採点するのには長けていると感じました。
【Image: citywave】
しかも、ヨーロッパでは昨年から、同じくリバーサーフィンをルーツとするもう一つの団体「Rapid Surf League」のツアーも開催されているため、ヨーロッパの選手達は大会慣れをしている可能性大。迎え撃つ日本のプロサーファー勢との戦いからますます目から離せません。
執筆:citywaveシニアアドバイザー 石内“CAP”圭一
★THE SURF NEWSは『Jeep® presents “citywave pro WORLD TOUR in Tokyo” 』のオフィシャル・メディアパートナーとして協力しています。イベント当日は以下特設ページよりライブ中継を配信予定です。
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ