バスケットボール女子ユニバーシアード日本代表:予選ラウンド全勝でグループA1位突破!金メダルへ向け、負けられない決勝トーナメントに突入

チーム・協会

【JBA】

 イタリア・ナポリで開催中の「第30回ユニバーシアード競技大会 (2019 / ナポリ)」は予選ラウンドが終了しました。女子ユニバーシアード日本代表は3戦全勝で予選グループAを1位突破し、決勝トーナメント進出を決めています。

 ウクライナ戦は63-48と15点差、一度もリードを許すことなく白星スタートを切ります。しかし出発前、コンディション不良の選手が多く、「まとまって練習できた期間が短い」と佐久本智ヘッドコーチは不安視していました。勝利はしたものの、なかなかペースをつかめない時間帯もあり、まだ本調子とは言えません。続くハンガリーはチェコとの初戦を54-56で惜敗しており、油断できない相手です。しっかり対策して臨み、72-54で勝利。スピードを生かし、運動量で上回って勝利できたことで、日本らしさを取り戻します。

岡田英里選手 (東京医療保健大学 4年) 【JBA】

 予選ラウンド最終戦、2連勝同士のチェコと対戦。ポイントガードの岡田英里選手 (東京医療保健大学 4年)のスピードあるボールプッシュが口火を切り、次々と速攻を決めて点差を広げていきます。日本の武器である「ディフェンスからブレイク」を徹底し、93-65と予選ラウンド最大の28点差をつけて快勝。3連勝し、予選グループAを1位で突破しました。

 これでベスト8が出揃い、決勝トーナメントに突入します。準々決勝(日本時間7月8日(月)3:00AM)の相手は平均身長179cmのロシアです。日本は予選ラウンドで、いずれも平均身長180cmオーバーのチームと対戦してきました。ウクライナには202cmの15#PIANTAK Oksana選手がおり、198cmあるチェコの#13BRICHACOVA Klara選手には13点、8リバウンドを許しています。しかし、この3試合で高さに慣れたとともに、日本の武器を生かすことができれば勝てることを再認識し、ロシアにも負けられません。当初はケガ人も多く心配されましたが、大会が始まれば全試合全員がコートに立ち、実戦を通してコンディションを上げ、チームとしても上向いています。

 前回大会以上の金メダルに挑む女子ユニバーシアード日本代表にとって、負けられない戦いがはじまります。準々決勝を勝ち進めば、アメリカとの対戦が濃厚です。準決勝へ向けて弾みをつけるためにも、ロシア戦は全員でより良い内容での勝利を目指します。

【JBA】

■ 第30回ユニバーシアード競技大会 (2019 / ナポリ) 大会概要

期間:2019年7月3日 (水)〜14日 (日)
   ※バスケットボール競技 (女子) 実施期間は7月3日 (水)〜10日 (水)
開催地:イタリア・ナポリ

決勝トーナメント(日本時間)
【準々決勝】7月8日 3:00
日本 vs ロシア
アメリカ vs 中国
ポーランド vs チェコ
オーストラリア vs チャイニーズ・タイペイ
【準決勝】7月9日 0:30
【決勝】7月11日 3:00

予選グループ結果
【グループA】1位:日本、2位:チェコ、3位:ハンガリー、4位:ウクライナ
【グループB】1位:ポルトガル、2位:ロシア、3位:ルーマニア、4位:アルゼンチン
【グループC】1位:アメリカ、2位:チャイニーズ・タイペイ、3位:スロバキア、4位:メキシコ
【グループD】1位:オーストラリア、2位:中国、3位:フィンランド、4位:カナダ

■ 2019年度バスケットボール女子ユニバーシアード日本代表チーム

【スタッフ】
チームリーダー 野寺 和彦 (玉川大学)
ヘッドコーチ 佐久本 智 (JX-ENEOSサンフラワーズ)
アシスタントコーチ 木下 佳子 (日本体育大学)
アシスタントコーチ 柏倉 秀徳 (筑波大学)
マネージャー・通訳 田邊 広子 (トヨタ自動車 アンテロープス)
ドクター 宇土 美於 (多摩北部医療センター)
トレーナー 古澤 美香 (株式会社リニアート)
トレーナー 山本 愛乃 (帝京大学)
テクニカルスタッフ 梅津 ひなの (公益財団法人日本バスケットボール協会)

【選手】 ※氏名表記は「姓・名」の順
松本 愛美 (SG / 富士通 レッドウェーブ)
?田 静 (PG / JX-ENEOSサンフラワーズ)
田中 真美子 (C / 富士通 レッドウェーブ)
渡部 友里奈 (SG / デンソー アイリス)
アイメレク モニィーク (PF / 東京羽田ヴィッキーズ)
永田 萌絵 (SF / 東京医療保健大学 4年)
軸丸 ひかる (PG / 白鷗大学 4年)
岡田 英里 (PG / 東京医療保健大学 4年)
中田 珠未 (PF / 早稲田大学 4年)
佐坂 樹 (PF / 白鷗大学 4年)
藤本 愛妃 (PF / 東京医療保健大学 4年)
佐藤 由璃果 (SF / 筑波大学 3年)

※所属は2019年6月10日現在
※ポジション (P) : PG-ポイントガード、SG-シューティングガード、SF-スモールフォワード、
         PF-パワーフォワード、C-センター
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