<国内男子ゴルフ>このままいけばぶっつけ本番。宿で石川遼が練る策は

チーム・協会

【鉛色のコース…】

■国内男子ゴルフ・国内メジャー第2戦「第87回 日本プロゴルフ選手権大会(7月4〜7日、鹿児島県指宿市開聞川尻・いぶすきゴルフクラブ」

記録的大雨が続く鹿児島。大会は、いよいよ翌4日に初日を控えるが、当地のいぶすきゴルフクラブでも、警戒が続いている。
プロアマ戦が中止となった前日火曜日に引き続き、この日4日の練習ラウンドも中断中。選手や関係者は不要な外出を避け、安全な場所で待機中だ。

停滞する梅雨前線の影響で、荒天の回復はいまだ見込めず、このままいけば選手たちはおそらくみな、ぶっつけ本番の開幕を強いられる。
こんな時のコース攻略はどうする?
前日火曜日に、石川遼が語ったのは「自分としては、あまり先入観は入れたくない。ただ一番大事なのは地形。あとは方角。それは頭に入れておかないと…」。

今週の会場は、「開聞岳(かいもんだけ)」のふところに広がる18ホール。本土最南端にそびえる薩摩富士とも呼ばれる風光明媚な山脈からは、美しい海も見下ろせ、吹き下ろす”開聞下ろし”と、吹き上げる”海風”が交錯し、自然のハザードは、一筋縄ではない。

しかし避難警戒レベルの大雨に石川も、この日はまだホテルを一歩も出られていない。
「地形や芝、バンカーの芝質…あとはどういう地形にコースが作られているか。練習ラウンドでは海に向かって打つと速いとか、開聞岳に向かって打つと重いなど、そういうところを意識してやるだろうが事前にそれができなければ地形を頭に入れて、まずは初日2日を練習ラウンドとして、様子をみながらやるしかない」。
恨めし気に鉛色の空を見上げながら、せめて宿でコースガイドを広げて策を練るしかない。

今年のプロ日本一決定戦は、すでに波乱の様相だが「日本シリーズと日本オープン、日本ゴルフツアー選手権と、日本プロ…」。
日本と名のつく全タイトルを挙げて「生涯で勝ちたい試合」と、石川。
雨で閉じ込められても熱い思いは燃やし続ける。
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