【開催告知】<国内男子ゴルフ>51歳の”きょういくかがり”。谷口徹が連覇を狙う

チーム・協会

【男子ゴルフのきょういくかがりです。】

■国内男子ゴルフ・国内メジャー第2戦「第87回 日本プロゴルフ選手権大会(7月4〜7日、鹿児島県指宿市開聞川尻・いぶすきゴルフクラブ」

第87回のプロ日本一決定戦の舞台はあのタイガー・ウッズが初めて日本ツアーに挑んだコース(98年カシオワールドオープン)。鹿児島県指宿市の「いぶすきゴルフクラブ」は薩摩半島の最南端にそびえたつ薩摩富士「開聞岳(かいもんだけ)」の山すそに広がる絶景の18ホールだ。

今年、史上9人目の連覇による大会4勝目に挑むのは、51歳の谷口徹。
昨年は28歳の藤本と雨中のプレーオフ2ホールを制して節目の通算20勝目を飾った。
ジャンボ尾崎の記録を抜く、大会の最年長V記録で男泣きした。

駆け付けた弟子たちももらい泣きした感動のVシーンから、2か月後には日本シニアオープンで シニアデビュー も果たした。
初V こそまだだが、今年もレギュラーツアーの合間をぬいシニアツアーに掛け持ち参戦。
レギュラーツアーでは、タフなセッティングや若い子たちとの飛距離差にしばしば気持ちが萎えることもあるが、シニアツアーでは一番若い部類。それにどの試合も“初出場”だから、谷口がエントリーすれば主催者や協会、関係者に大歓迎を受ける。

「プロアマに出場しただけで、”ありがとうございます”と手を握ってもらえて…」。もちろん礼を言われたいために出場しているわけではないが、それでも「自分なんかが出ただけで、あんなに喜んでもらえるとこちらも嬉しくなる。ああ、また来年も出させてもらいたいなあ…と、自然と思える」。

大先輩プロたちからの”圧”は強いが、それも可愛がられている証拠。
「今の若い子は飛ぶし、距離も長いし。レギュラーは正直、しんどい…」。
それに比べてあまりの居心地の良さに、どっぷりシニアの世界に浸ってしまいそうな誘惑を、懸命に振り払う。

昨年の優勝で得たレギュラーツアーの5年シードは、55歳まで有効だ。
「やれる限りはまだまだレギュラーで頑張りたい」。
先週の「ダンロップ・スリクソン福島オープン」では口下手な賞金王、今平周吾や勝者の星野陸也に”スピーチの極意”を舞台裏でこっそり伝授。
みんなイイ子なのだが、あまり言葉を知らず、当たり障りのないコメントに終始。モゴモゴと言いたいこともはっきり言えない今の若い子たちを、黙ってみておれない。
普段はとっても面倒見の良いベテランなのだ。
「下手したら、倍にしてもまだ自分より年下の子もいる。みんなまだまだ子ども。教育係として、これからも頑張りたいと思います」。
まだまだ隠居するつもりはない。

51歳の”きょういくがかり” 谷口徹が連覇を狙う。日本プロゴルフ選手権大会は、7月4日開幕です。
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

一般社団法人日本ゴルフツアー機構(JGTO)が運営する公式サイトです。 男子プロゴルフツアーの大会スケジュールや試合のLIVE速報、試合結果、選手のランキングデータの情報はもちろん、各試合の最新ニュースやトピックス等をお届けします。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント