【フットサル第5節/すみだ×浦安】移籍後初ゴールで上福元との熱い抱擁。「エドモンド本田の技をかけられている感じ」(すみだ 須賀雄大監督)

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【軍記ひろし】

6月24日(月)にFリーグ2019/2020 ディビジョン1第5節のフウガドールすみだvsバルドラール浦安が墨田区総合体育館で行われ、3-2ですみだが勝利している。

お互いに素早い切り替えを見せるスピーディーな展開の中、すみだはチャンスを決められず2分に先制された。しかし8分、左サイドでボールをキープした上福元俊哉が中央にカットインして右足を振り抜くとこれがネットを揺らす。上福元の移籍後初ゴールで同点としたすみだは、12分にガリンシャが放ったシュートのこぼれ球を宮崎曉が押し込んで前半のうちに逆転した。

後半立ち上がりは浦安がボールを回す時間帯が増えたが、28分に田口元気が仕掛けて溢れたボールをガリンシャが押し込み2点差とする。その後試合はやや停滞し、終盤には浦安がパワープレーを仕掛けると、1点を失ったがそのままタイムアップ。すみだが逃げ切りに成功した。

チーム力を感じられた試合

須賀雄大監督(フウガドールすみだ)

──試合を振り返って。


今シーズン初めて先に失点するゲームでした。こういう試合をひっくり返すのが、チームの地力があることを証明する良い機会になるなと受け入れて、そこから前半で2点を取り返せました。そこにチーム力を感じました。

そういった意味でも、岡村は今日の試合で出場なかったですが、練習から良いプレーを見せています。一瞬でも気を抜けば、出場時間が限られ、メンバー外になる緊張感があります。その緊張感は、一歩間違えればネガティブな感情になりますが、ポジティブに変えているのは、選手たちの素晴らしさです。

今日は浦安もテクニカルで素晴らしいフットサルをしていて、お互いに良さを出し合った試合で勝つことができてよかったです。

──上福元選手が初ゴールを決めて盛り上がった。ベンチでも監督と抱き合っていたが(笑)

抱き合っていたというよりはサバ折りでした。スト2のエドモンド本田の技に近いと感じました(笑)。技をかけられている感覚でしたね。俊哉もプレシーズンで誰よりゴール決めていましたが、Fリーグが始まってからは遠ざかっていました。彼にも色々な感情があったと思います。

その中で、(抱き合っていた時に)ありがとうございますというか声が聞こえました。1点を早く撮りたい、チームのために、クラブのために1点と思っていたのでしょう。今日は彼のゴールが会場の雰囲気を全て変えたと思っています。

また、あの場で感謝を口にできるのは彼の人間性。素晴らしいと思います。彼とは一緒にプレーして気づくことが多い選手で、誰より早く練習場に来て練習しています。練習後も個別でトレーニングをしているのですが、そういう姿に田村や春木が触発されて、そういう意味ではチームを持ち上げる良い存在です。僕からも彼が来てくれてありがとうと言いたです。

──次節に向けて

今週は3試合あります。土日には名古屋で連戦です。長野は勝てていませんが、自分たちが強くなったことを証明するために、長野のような順位にいる相手に対して、自分たちが先にゴールを動かして、主導権を握り続けて勝つことが必要です。

ただ、映像を見ましたが、長野も決して簡単に勝てる相手ではないと思っているので、かなり厳しい試合になると思います。その先に名古屋戦があります。大分には負けましたがここまで非常に良いゲームを続けています。勝利を続けたまま名古屋に挑む。そういうフェーズを絶対に作りたいと思っています。

まずは長野に勝利し、そこに全てを燃やして、5勝1敗の状態で名古屋戦を迎えたいと思います。

諸江剣語(フウガドールすみだ)

──試合を振り返って。


先制されて、苦しい試合でした。浦安のパワープレーは脅威なので、それが始まるまでに2点差をつけることができました。そこが勝因だったと思います。

──渡井選手がケガして1stセットに入っているが、プレーしてみて違いは?

あのセットに関しては、渡井さんとガリンシャの縦のラインが強みです。渡井さんからのピヴォ当てが強みで、僕のところからガリンシャにボールが入らないと難しいセットになります。。田口や宮崎はボールを動かしながら探るよりも、縦に速い攻撃が得意です。

個人的に僕のとろこで渡井さんと同じプレーができず、うまくいっていない感覚があります。とはいえ、渡井さんと同じプレーは無理で、例えば、ボールを運んだり、自分なりに工夫しています。難しさもありますが、その中で今日は勝てたのでよかったです。

──次節に向けて。

長野は個人的なイメージとして奇策を使ってくるチームです。そこを準備して惑わされず、自分たちのフットサルをして勝ちたいと思います。
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