【サーフィン】五十嵐カノア好調スタート。チャンピオンシップツアー第5戦ブラジル

チーム・協会

【五十嵐カノア PHOTO: © WSL / Diz】

バリ島を挟んだオーストラリアレッグを終えたツアー一行は数週間の休暇の後、次の目的地である南米・ブラジルへ。

現地時間6月20日、ウェイティングピリオド初日にチャンピオンシップツアー(CT)第5戦『Oi Rio Pro』が開幕してメンズ・ウィメンズ共にR1(Seeding Round)が終了。

メイン会場のリオデジャネイロのサクアレマ「Itauna」は公式3-5ftレンジ。リーフ混じりのビーチブレイクでレフトが良く、エアーよりもマニューバーがメイン。
何千人ものファンの前で朝から夕方までフルに行われ、メンズでは約3分の1を占める自国ブラジルの選手が好調なスタート。

地元ブラジル勢が好調スタート

昨年、唯一の10ポイントを出すなど圧倒的な強さでツアー通算6勝目を決めたフィリッペ・トレドを始め、ガブリエル・メディナ、ヤゴ・ドラ、イタロ・フェレイラ、ウィリアン・カルドソが1位通過。

特にヤゴはパワフルなテールスライドを交えたエアー抜きのライディングで唯一の9ポイントをマーク。

怪我で開幕戦から欠場が続いていたエイドリアーノ・デ・ソウザが久々に元気な姿を見せ、共にラウンドアップを決めたことで最も注目されたヒートになっていました。

仲間と復帰後初勝利を喜ぶエイドリアーノ PHOTO: © WSL/Poullenot 【PHOTO: © WSL/Poullenot】

五十嵐カノアも順調にラウンドアップ。ケリー・スレーターは4年ぶりのブラジル戦。

ブラジリアン以外ではオープニングヒートに登場した五十嵐カノア(JPN)、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、ジュリアン・ウィルソン(AUS)、セス・モニーツ(HAW)、ミシェル・ボウレズ(PYF)などがラウンドアップ。

4年振りにブラジルのコンテストに戻ったケリー・スレーター(USA)はコロへ・アンディーノ、グリフィン・コラピントの二人のカリフォルニアの若手を相手にラスト1分で貴重なライトの波にテイクオフ。執念のライディングで見事な逆転劇を披露。

「難しい波だったよ。バンピーだし、バックウォッシュも入っていた。カレントと波が逆方向に交わり、アウトのリップと海の全エネルギーがビーチに向かっていた。本当に難しかったね。スープが凄くてセットの1本目に乗ることさえ出来なかったよ。ブラジルに戻ったきたのは良い気分だけど、ちょっと大変かな。とんでもない観客がいる。まあ、それも楽しんでいるけどね」ケリー・スレーター

開幕戦こそ33位の最下位でミスしたものの、その後は5位、3位、9位とまずまずの結果を残して現在ランキング9位のケリー。
ブラジルはタジ・バロウと並ぶ3度の最多優勝記録を持っていますが、それはブラジリアン・ストームが吹き荒れる前の話。
本当の勝負はR3(Round of 32)以降。今のブラジルで勝つには相当のエネルギーが必要と言えます。

ケリー・スレーター PHOTO: © WSL/Diz 【PHOTO: © WSL/Diz】

ネクストコールは現地時間6月21日朝6時30分(日本時間の同日夜6時30分)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によると南部を通過する低気圧の影響で大きな南南西ウネリが入る予報。
朝はオンショアが強く、日中は弱まる傾向となる見込み。
週末ゆっくりとサイズダウンながら十分なウネリが残るようなので、連日イベントは進行することが予想されます。
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