【アジア王者を目指すキミたちへ】最後まで“一緒に”戦ったバックアップメンバー。「アジアを獲れるメンバーがそろっていると思います」(新田駿)
【SAL】
2017年のAFC U-20フットサル選手権は、日本にいながら戦うことになった。
名古屋オーシャンズサテライトでプレーしていた新田駿は、最終メンバーから落選。大会直前の国内合宿までのバックアップメンバーとして、当時のU-20代表選手たちをサポートした。
「悔しさで呆然とすることもあった」と、体調を崩してしまうこともあったが、最後まで、「自分がやるべきこと」に徹していった。それから2年後、新田はさらなるレベルアップを求めて、Fリーグ選抜への参加を決めた。今度はそのチームメートが、アジア制覇に向かって戦っている。
新田は2年前に何を思い、そして今、何を思うのか。5人の仲間は決勝を目指して、新田は、今週末の名古屋オーシャンズ戦の勝利を目指して、「お互いにいい結果を残せるように」とエールを送った。
※6月17日(火)にインタビューを実施
名古屋オーシャンズサテライトでプレーしていた新田駿は、最終メンバーから落選。大会直前の国内合宿までのバックアップメンバーとして、当時のU-20代表選手たちをサポートした。
「悔しさで呆然とすることもあった」と、体調を崩してしまうこともあったが、最後まで、「自分がやるべきこと」に徹していった。それから2年後、新田はさらなるレベルアップを求めて、Fリーグ選抜への参加を決めた。今度はそのチームメートが、アジア制覇に向かって戦っている。
新田は2年前に何を思い、そして今、何を思うのか。5人の仲間は決勝を目指して、新田は、今週末の名古屋オーシャンズ戦の勝利を目指して、「お互いにいい結果を残せるように」とエールを送った。
※6月17日(火)にインタビューを実施
「バックアップ」だけど、みんなと一緒に
──2017年大会は国内合宿までのバックアップメンバーでした。当時は、所属していた名古屋オーシャンズサテライトでどういった状況でしたか?
サテライトで2年目のシーズンでした。そのときは瀧澤(太将)選手や水谷(颯真)、鬼塚(祥慶)選手などがいて、僕も試合には出ていましたが、納得できるプレーは少なかったです。充実感はありつつも、もっと頑張らなきゃって思っていた時期でしたね。
──バックアップメンバーに回ることになったときの心境を覚えていますか?
すごく悔しかったですね。代表合宿にはずっと呼ばれていただけになおさら。鈴木(隆二)監督とは「何が足りなかったのか」という話をして、自分のプレーを見つめ直すいい時間になりました。あの頃は、悩みながらフットサルをしていましたね。
──どうやって気持ちを切り替えていたのでしょうか?
あまり引きずるタイプでもないので、サテライトの試合はサテライトの試合という感じです。ピッチの中に感情を持ち込まないように意識していました。
──国内合宿中には、一時離脱してしまいましたよね……。
悔しさに呆然としていたことが影響したのかわからないですが、体調を崩してしまって……。熱が出て離脱したので、そこはまだまだ自分が弱かったなと思います。
──どんな気持ちで合宿へ戻りましたか?
離脱するときに、監督やコーチ陣に「体調が良くなったら、また戻ってきてサポートしてほしい」と言ってもらえました。自分にできることは大会に行くメンバーのサポートすることだけでしたから、しっかり体調を戻して、自分のやるべきことをやろうと思っていました。
──チームのために働き掛けたことはありますか?
コミュニケーションを取ることや、プレー面でも、「もっとこうしたらどうかな?」というアドバイスをすることもありましたね。「バックアップ」だからといっても後ろにいるという態度ではなく、みんなと一緒にプレーすることを心掛けていました。
──当時の代表チームは「家族」がテーマだったそうですね。
ぶつかり合うことはあっても、「ファミリーだから最後は一緒にプレーしよう」という話はずっとしていました。とは言え、言い合いは少なくて、常にいいコミュニケーションが取れていたと思います。
──当時、一番印象に残っていることは?
(清水)和也くんのキャプテンシーですね。人としての振る舞いがすごくて、「こんなにすごい人がいるんだ」ということを目の当たりにしました。一学年しか違わないのに(※新田が1997年4月19日生まれ、清水が1997年2月6日生まれ)、「こんなに大人な人いるんだな」と。和也くんがみんなを引っ張ってファミリーにしてくれた部分が一番大きいですし、プレーでも、ピッチ外でも、すごく尊敬していました。
──清水選手とのエピソードは何かありますか?
和也くんはhummel(ヒュンメル)にサポートしてもらっているのですが、実は僕も一緒なんです。だから「このシューズいいでしょ?」とか、「普段でも履けるよ」とかって話をしていましたね。
サテライトで2年目のシーズンでした。そのときは瀧澤(太将)選手や水谷(颯真)、鬼塚(祥慶)選手などがいて、僕も試合には出ていましたが、納得できるプレーは少なかったです。充実感はありつつも、もっと頑張らなきゃって思っていた時期でしたね。
──バックアップメンバーに回ることになったときの心境を覚えていますか?
すごく悔しかったですね。代表合宿にはずっと呼ばれていただけになおさら。鈴木(隆二)監督とは「何が足りなかったのか」という話をして、自分のプレーを見つめ直すいい時間になりました。あの頃は、悩みながらフットサルをしていましたね。
──どうやって気持ちを切り替えていたのでしょうか?
あまり引きずるタイプでもないので、サテライトの試合はサテライトの試合という感じです。ピッチの中に感情を持ち込まないように意識していました。
──国内合宿中には、一時離脱してしまいましたよね……。
悔しさに呆然としていたことが影響したのかわからないですが、体調を崩してしまって……。熱が出て離脱したので、そこはまだまだ自分が弱かったなと思います。
──どんな気持ちで合宿へ戻りましたか?
離脱するときに、監督やコーチ陣に「体調が良くなったら、また戻ってきてサポートしてほしい」と言ってもらえました。自分にできることは大会に行くメンバーのサポートすることだけでしたから、しっかり体調を戻して、自分のやるべきことをやろうと思っていました。
──チームのために働き掛けたことはありますか?
コミュニケーションを取ることや、プレー面でも、「もっとこうしたらどうかな?」というアドバイスをすることもありましたね。「バックアップ」だからといっても後ろにいるという態度ではなく、みんなと一緒にプレーすることを心掛けていました。
──当時の代表チームは「家族」がテーマだったそうですね。
ぶつかり合うことはあっても、「ファミリーだから最後は一緒にプレーしよう」という話はずっとしていました。とは言え、言い合いは少なくて、常にいいコミュニケーションが取れていたと思います。
──当時、一番印象に残っていることは?
(清水)和也くんのキャプテンシーですね。人としての振る舞いがすごくて、「こんなにすごい人がいるんだ」ということを目の当たりにしました。一学年しか違わないのに(※新田が1997年4月19日生まれ、清水が1997年2月6日生まれ)、「こんなに大人な人いるんだな」と。和也くんがみんなを引っ張ってファミリーにしてくれた部分が一番大きいですし、プレーでも、ピッチ外でも、すごく尊敬していました。
──清水選手とのエピソードは何かありますか?
和也くんはhummel(ヒュンメル)にサポートしてもらっているのですが、実は僕も一緒なんです。だから「このシューズいいでしょ?」とか、「普段でも履けるよ」とかって話をしていましたね。
優勝して帰ってきてもらいたい
──新田選手にとって、2017年大会はどんなものでしたか?
僕は国内合宿までですけど、この先のA代表を目指す選手が集まっているなかで、トップでやっているシステムやフットサルの基準を教えてもらえたので、そういった意味でもいい経験でした。
──短時間でも、得たものは大きかった。
そうですね。高い志を持った選手たちと一緒にプレーできたことは非常に良かったです。その当時から代表で一緒にやっていたメンバーが、今はFリーグで何人も活躍しているのですごく刺激になっています。
──今ではF1で主力の選手もたくさんいます。
内田(隼太)や石田(健太郎)選手、植松(晃都)選手とか、どんどん活躍していますよね。僕も負けていられません。
──当時のメンバーとは今でも仲が良いですか?
離れた場所にいるのでプライベートで会う機会はほとんどないですけど、去年はFリーグ選抜にいた坂(桂輔)選手とオフに会ったこともありましたね。試合会場で会えばみんなと話しますし、あのときのつながりはこの先も大切にしていきたいです。
──当時も一緒に切磋琢磨した山田慈英選手が2大会連続で出場しています。
慈英は、僕の中ではひたすらかわいいキャラクター(笑)。でもプレーはガツガツしていて、今ではイタリアでたくさんのことに挑戦していますから、頑張ってほしいなと思います。
──今大会は見ていますか?
初戦のタジキスタン戦は見れました。
──どうでしたか?
(?橋)裕大のゴールを見て、「勢いがあるし、いいチームだな」って。仲も良さそうですし、いい雰囲気でやれていると感じましたね。
──Fリーグ選抜のメンバーも5人が戦っています。最後にエールをお願いします!
彼らならきっと、アジアを獲れると思います。それだけのポテンシャルを持つ選手がそろっているので、ぜひ優勝して帰ってきてもらいたいですね。僕たちも今週、名古屋オーシャンズという強敵と対戦するので、お互いにいい結果を残せるように頑張りたいです。
僕は国内合宿までですけど、この先のA代表を目指す選手が集まっているなかで、トップでやっているシステムやフットサルの基準を教えてもらえたので、そういった意味でもいい経験でした。
──短時間でも、得たものは大きかった。
そうですね。高い志を持った選手たちと一緒にプレーできたことは非常に良かったです。その当時から代表で一緒にやっていたメンバーが、今はFリーグで何人も活躍しているのですごく刺激になっています。
──今ではF1で主力の選手もたくさんいます。
内田(隼太)や石田(健太郎)選手、植松(晃都)選手とか、どんどん活躍していますよね。僕も負けていられません。
──当時のメンバーとは今でも仲が良いですか?
離れた場所にいるのでプライベートで会う機会はほとんどないですけど、去年はFリーグ選抜にいた坂(桂輔)選手とオフに会ったこともありましたね。試合会場で会えばみんなと話しますし、あのときのつながりはこの先も大切にしていきたいです。
──当時も一緒に切磋琢磨した山田慈英選手が2大会連続で出場しています。
慈英は、僕の中ではひたすらかわいいキャラクター(笑)。でもプレーはガツガツしていて、今ではイタリアでたくさんのことに挑戦していますから、頑張ってほしいなと思います。
──今大会は見ていますか?
初戦のタジキスタン戦は見れました。
──どうでしたか?
(?橋)裕大のゴールを見て、「勢いがあるし、いいチームだな」って。仲も良さそうですし、いい雰囲気でやれていると感じましたね。
──Fリーグ選抜のメンバーも5人が戦っています。最後にエールをお願いします!
彼らならきっと、アジアを獲れると思います。それだけのポテンシャルを持つ選手がそろっているので、ぜひ優勝して帰ってきてもらいたいですね。僕たちも今週、名古屋オーシャンズという強敵と対戦するので、お互いにいい結果を残せるように頑張りたいです。
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