ロッテ清田 好調の要因はガムにあり!

千葉ロッテマリーンズ
チーム・協会

【6・15に来場者に配布されるガム。パッケージには清田選手など千葉県出身選手が起用された】

 4試合連続本塁打を放つなど今季、好調を維持しているのが千葉ロッテマリーンズで3番に座る清田育宏外野手だ。15年には130試合に出場して打率・317、15本塁打、67打点を挙げるなど大活躍を見せたがその後の3年間はなかなか思うような結果を出せずに苦しんだ。しかし、今年は15年を彷彿させる打撃でチームの勝利に貢献し続けている。

 そんなマリーンズの背番号「1」の好調の要因の一つにロッテらしい理由があった。ガムである。今季、ガムを好んで噛む一軍選手にはロッテの中央研究所「噛むこと研究部」のバックアップの下、その選手のリクエストに応じた専用のガムを提供している。これは東京歯科大学口腔健康科学講座スポーツ歯学研究室の武田友孝教授監修の基、中央研究所が作りだしたもので一般市販向けガムではない。選手のためだけにわざわざ作られた究極の一品だ。本人たちにヒヤリングしながら作った清田モデルは噛みやすいミニ板タイプで少し硬めで爽やかなジューシ感がたまらないグレープフルーツ味。本来の主目的は噛む事による咀嚼筋をトレーニングするものだが、清田には、いいリフレッシュ効果もあるようだ。

 「一番はリフレッシュですね。ボクは練習中も試合中の守っている時も攻撃の時も噛んでいます。緊張し過ぎてしまうタイプなので、口の中でガムを噛む事で力みがとれる感じがある。口の中のストレッチという感じにもなっています。今年は自分のお気に入りの味と硬さで作ってもらったので、なおさらリフレッシュできています」

 清田はガム効果をそのように話す。噛みだしたのはプロに入ってから。千葉ロッテマリーンズでは常時、ベンチにガムが常備されていることから自然と噛む習慣がついた。今では野球をやっている時もプライベートでも欠かせない。愛車の中にはボトルタイプのガムを常備し、ドライブ中に噛むのが楽しみだ。

 そして今年は噛んでいるうちに思わぬ発見もあったという。「自分は今まで左で噛むクセがあったのですが、意識してバランスよく右でも噛むようにしたんです。するとなんか体もバランスがよくなった。不思議な感覚です」。そのように話す清田。今年は軽快な動きが目立つ。もちろんガム以外にも今年1月からは積極的にウェートトレーニングに取り組んだことで、パワーがつき打球が伸びるようになったことを実感している。新しくチャレンジした呼吸法も、いい効果を呼んでいる。

 2015年、背番号「1」の活躍でチームはAクラス入りを果たした。その年、5月9日から16日にかけては4試合連続3安打。5月9日から6月9日までは23試合連続安打を記録。5月は月間40安打。オールスターに出場し本塁打。外野部門でベストナインに選ばれ、ゴールデングラブ賞も受賞した。そんなキャリアハイとなった15年を越える一年へ。清田の活躍、そして好調千葉ロッテマリーンズの進撃にロッテ中央研究所が製作した選手オリジナルプロフェッショナルガムが一役買っている。

文 千葉ロッテマリーンズ広報 梶原 紀章

専用のガムを手に笑顔の清田選手 【専用のガムを手に笑顔の清田選手】

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