【サーフィン】フランス団体金、田岡なつみ5位!ISAロングボード世界選手権
【PHOTO: ISA / Pablo Jimenez】
団体優勝のフランス代表 PHOTO: ISA / Pablo Jimenez 【PHOTO: ISA / Pablo Jimenez】
コンテスト序盤から開催国フランスが支配
メンズはベストスコアのトップを独占したアントニー&エドゥアルドのデルペーロ兄弟が銀メダル、銅メダルを獲得して団体では堂々の金メダルを獲得。
2013年にペルーで開催された同イベントでもアリス・レモーンを除くこの3名の活躍で団体金メダルを獲得していたフランス。
特にアントニー・デルペーロの強さは圧倒的で、ファイナルではペルーの強豪ブノア’ピッコロ’クレメンテに敗れたものの、イベント唯一のパーフェクト10をスコアするなど誰よりも素晴らしいサーフィンを披露していた。
リユニオン島出身のアリス・レモーンは、今回初めてフランス代表として選ばれて金メダルを獲得した。
「最高よ!このチームのメンバーに選ばれてからずっと優勝することを夢見ていたの。今日、その夢が叶ったわ。全ての家族、友人がいるこの場所での優勝は本当に特別よ。」
アリス・レモーン
アリス・レモーン(FRA) PHOTO: ISA / Sean Evans 【PHOTO: ISA / Sean Evans】
男子個人金・ブノア’ピッコロ’クレメンテ
「この喜びはとてもじゃないけど説明出来ないよ。この世界選手権でどれだけ優勝したかったか。ISAイベントには数えきれないほど参加してきたけど、いつも優勝を夢見ていたんだ。厳しいファイナルだった。親友でもあるデルペーロ兄弟は素晴らしいコンペティターでもあるからね。」
ブノア’ピッコロ’クレメンテ
今大会は『Lima 2019 Pan American Games』のクオリファイも兼ねており、アメリカ大陸の上位1名となるペルーのピッコロ、ウィメンズはブラジルのクロエ・カルモンが参加資格を獲得。
両者共にすでに参加資格は持っていたものの、このイベントは最も優先順位が高いため、トップシードとしてクレジットされることになる。
ISAでは初優勝のピッコロ、ファイナルで見せた華麗なハングテン PHOTO: ISA/Pablo Jimenez 【PHOTO: ISA/Pablo Jimenez】
ブノア’ピッコロ’クレメンテ(PER) PHOTO: ISA/Pablo Jimenez 【PHOTO: ISA/Pablo Jimenez】
日本代表は田岡なつみが5位、Aloha Cupで銀メダル獲得
敗者復活戦となるリパチャージR8ではフランスのジャスティン・デュポン、ブラジルのクロエ・カルモンが圧倒的なライディングでスコアを伸ばし、田岡なつみはロースコア止まりで3位敗退。個人5位でフィニッシュ。
日本代表で唯一ファイナルデイに残った田岡なつみ PHOTO: ISA/Pablo Jimenez 【PHOTO: ISA/Pablo Jimenez】
しかし、初参加の国別対抗リレーレース「Aloha Cup」ではフランスに続く2位となり、銀メダルを獲得した。
2020年東京オリンピックの次の2024年の開催国でもあるフランス。主催のISA(国際サーフィン連盟)は、かねてから五輪種目としてロングボードの追加も目指しており、今イベントの成功が大きな布石になっただろう。
国別対抗レースAloha Cupで銀メダル獲得の日本代表 PHOTO: ISA/Pablo Jimenez 【PHOTO: ISA/Pablo Jimenez】
『2019 ISA World Longboard Surfing Championship』結果
1位 ブノア’ピッコロ’クレメンテ(PER)
2位 アントニー・デルペーロ(FRA)
3位 エドゥアルド・デルペーロ (FRA)
4位 コール・ロビンス(USA)
ウィメンズ
1位 アリス・レモーン(FRA)
2位 ジャスティン・デュポン(FRA)
3位 クロエ・カルモン(BRA)
4位 ソレイユ・エリコ(USA)
団体
1位 フランス
2位 ペルー
3位 アメリカ
4位 ブラジル
…7位 日本
国別対抗リレーレース
「Aloha Cup」
1位 フランス 42.93
2位 日本 30.97
3位 アメリカ 27.10
4位 ブラジル 21.77
■日本代表選手の結果
5位 田岡なつみ
17位 浜瀬海
29位 北村健一
31位 椛沢実里
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