【フットサル 第2節/F選抜×北海道】失点しても北海道に食らいついていくが結果は黒星。「気持ちの部分や、球際の部分が足らなかった」(F選抜 金井一哉監督)

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【軍記ひろし】

6月2日(日)にFリーグ2019/2020 ディビジョン1第2節、Fリーグ選抜とエスポラーダ北海道の一戦が武田テバオーシャンアリーナで行われ、ホーム初戦のF選抜は2−3で敗れた。

3セットを回し、勢いあるプレーで北海道のゴールを奪いに行くがF選抜だが、得点が奪えず時間が経過していく。そうしていると13分にGK・上原拓也がペナルティエリアを飛び出しボールを処理しようとする。しかしこの処理を誤ってしまいボールは背後のゴールへ転がっていき失点。0−1で前半が終了する。

早く1点を返したいF選抜だったが23分に再び失点。2点を負わなければいけない状況に。だが、32分に北海道が6つ目のファウルを犯し第2PKを獲得。キッカーの磯村直樹が放ったシュートは相手GKの腕に当たったがゴールの中へと吸い込まれ1−2に。34分にもう一度第2PKのチャンスを得るがキッカーを務めた佐藤玲惟のシュートは枠の外。

逆転を図るF選抜だったが36分に3失点目。37分に高橋裕大が高い位置でプレスをかけたことでゴールを誘発。これで1点差とし、残り1分でパワープレーを仕掛けたがタイムアップ。Fリーグ選抜は開幕2連敗となった。

恩返しという意味でも北海道に勝ちたかった

金井一哉監督(Fリーグ選抜)

──試合を振り返って。


本日はお忙しいところ来ていただきありがとうございます。この試合に向けて私自身が昨年まで所属していたエスポラーダ北海道との対戦ということで、非常に楽しみにしていた中、選手一丸となって全力を尽くした結果、惜しいゲームになったところは良かった点かなと思います。やはりまだまだFリーグの経験がない中で、大事な部分、気持ちの部分や、球際の部分が足らなかった。その結果がこの結果になってしまったのかなと思います。こういうところの経験を来週に向けて一つ一つ成長してまた次節、戦っていきたいと思います。

──去年まで所属していた北海道との対戦だったが監督としてではなく個人としてはどんな意気込みで試合に臨んだか。

今の自分があるのはエスポラーダ北海道さんのおかげです。小野寺監督が私のフットサル人生のきっかけを作ってくれた人なので、恩返しという意味でもエスポラーダ北海道を苦しめる、もしくは勝利するということが「成長しました!」という恩返しになるのかなという気持ちで戦いました。

──今日のゲームの狙いと、どの程度できたかを教えていただきたいです。

北海道さんは縦に速く、攻守においてハードワークするチームです。まずは走り負けない、ハードワークの部分で相手より上回れるようにというのが最初のプランニングでした。その中からすこしずつ細かい相手の嫌がるところを突きながら自分たちのリズムへ、というのがプランでした。後半の中ぐらいに磯村キャプテンが言ったように自分たちのペースになってきたところは狙い通りでした。

磯村直樹(Fリーグ選抜)

──試合を振り返って。


オーシャンカップと第1節と引き続き、自分たちのペースになりかけての失点がチームが勝てないところに直結している。「そういうところを改善していこう」という話をさせてもらいました。今日は初めてのホームゲームで、すごく楽しみにしていましたが、自分たちのペースになったときに会場がFリーグ選抜のムードになったのを感じました。自分たちはその期待に応えるようなプレーをし続けないといけないと強く感じました。

──チームの中での手応えや一体感は?

まだまだ足りない部分の方が多いにかなと。去年名古屋のトップで1試合出させてもらい感じたロッカーでの雰囲気やコートでの雰囲気を知っているからこそ、監督が落とし込んでくれている戦術的な部分やメンタル的な部分でもが余計に足りないなと実感しています。

──今日のゲームの狙いと、どの程度できたかを教えていただきたいです。

対北海道戦だけではないですが、チームとしての狙いはチームが結成された当初からあってそれを練習から常にやっています。ですがそれがまだ、試合になったら緊張だとかプレートは別の要素でできなくなっている選手も恐らくいます。どこまで(チームのプランを)理解しているかは選手によってまちまちだと思うので、これからそういうところを詰めていくことでどんどんいいチームになっていくと思います。
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