大会唯一の連覇達成者。孔明が首位タイに

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
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【大会3勝目、まだ見えない?_】

■国内男子ゴルフ開幕戦「東建ホームメイトカップ(4月18日―21日、三重県・東建多度カントリークラブ・名古屋)」

09、10年の歴代覇者。大会唯一の連覇達成者として“開幕戦男”の異名をとったのも「もう10年も前ですよ。忘れたス」。良い思い出を振り返るにはこの日2日目の条件はタフすぎた。
吹きすさぶ強風に翻弄されて、「余裕は一切なかった」。

10年前ならこの風の中でも「もっと吹け」と大歓迎。
キレキレのパンチショットで縦横無尽に対応したものだが「今日は後半はグリーンのセンターでいいや、と」できるだけおとなしく、安全策に徹した。

以前なら最後まで気丈に半そでで通せたはずが、後半は冷たい風に途中でたまらず着込んで「やっぱり体が回らない」と仕方なく、また脱いだが寒さで余計に疲労困憊。
特に後半アウトの9ホールは「やばかったス。もう疲れたス」と、嘆息した。

13番で30ヤードのバンカーショットを直接入れるなど、前半11番から奪った怒涛の4連続バーディを糧に、「この風の中で、パープレーなら最高」と、上りホールはとにかく我慢。
からがらクラブハウスに上がってきたころ、首位を走っていたオーが8番でダブルボギーを打って並ぶと「最近ではほとんどない。久々の感覚。こういうこともないと、やってられない」。
得意の試合で首位獲りにも、ちょっぴりやけ気味につぶやいた。

賞金王に輝いた2014年から勝ち星が伸びないまま40歳を迎えて、男女プロ問わず若い子たちが慕ってきてくれるのは嬉しいが、複雑な思いも。

午後12時40分のスタート時間に合わせてコースに来ると、昨年から合宿に参加するようになった出水田大二郎が頑張っていた。
「負けたくない」。
可愛がってる後輩の健闘に闘志を燃やす反面「明日は伸ばすなと言っときます」と、冗談交じりに本音もチラリ。
「あいつら、元気ですからね。あいつらはあいつらのゴルフがあるし、年寄りがあまり口出ししても」と急成長の若手はいったんよそに「この風ならこれくらい、という予想はできる」。
年齢を経たいまこそコースとの好相性を駆使して、再び開幕戦男の名を欲しいままにする。
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