上向きのチーム状態をさらに加速させていくためにも、勝点3が求められる一戦。古巣戦となる都倉賢にも注目

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【©?CEREZO OSAKA】

10日に行われたJリーグYBCルヴァンカップ 第3節・名古屋戦グランパス戦では、内容、スコアともに相手を凌駕。完勝と言っていい試合で今季のルヴァンカップ初勝利を挙げた。「起用する選手の選択肢が増えたことはポジティブなこと」。ロティーナ監督も収穫を強調する。

J1第5節のベガルタ仙台戦で勝利し、前節は川崎フロンターレから勝点1を獲得。そして、リーグ戦では出場機会の少ない選手たちが中心となって挑んだ前述の名古屋戦での勝利。チームはいいサイクルに突入し、前進を続けている。

だからこそ、リーグ戦では3試合ぶりにホームに戻って迎える今節の北海道コンサドーレ札幌戦。「自分たちがここからさらに上に行くために、この試合は落とせない」とキャプテンの清武弘嗣も話すように、チーム状態をさらに加速させていくためにも勝点3が欲しい。

そして、この試合に人一倍、強い気持ちで挑むのが、古巣戦となる都倉賢。第4節の浦和レッズ戦からは1トップに定着し、ロティーナ監督が求める「深さ」を作った上で、しっかりと前で収めつつ、フィニッシュにも顔を出すなど、桜の前線に欠かせない存在となっている。

「札幌には5年間在籍して、チームの成長とともに、僕自身も成長させてもらいました。これまで、移籍した翌年に前いたチームと戦ったことがなかったので、正直、どういう気持ちで試合を迎えることになるか分かりません。ただ、昨季までチームメートだった選手たちと戦えることは楽しみ。何が何でも勝ちたいですね。これほど負けたくない試合もありません。自分のゴールで勝ちたいです」

今節は、桜の新たな背番号9を後押しする雰囲気を、スタジアム全体で作っていきたい。

また、この試合は守備力も問われる一戦だ。現在、リーグ戦では3連敗中とは言え、ルヴァンカップ第3節の湘南ベルマーレ戦で4得点、リーグ第3節の清水エスパルス戦でも5得点を挙げるなど、爆発力があるのが札幌の攻撃であり、日本代表にも選出された鈴木武蔵、アンデルソン ロペス、チャナティップの前線3人は脅威となる。彼らにスピードに乗った攻撃を許すことなく、しっかりと抑えていきたい。

生みの苦しみとなった3月を経て、戦術の浸透が進んでチーム全体が形になり、結果もついてき始めた4月。ここで立ち止まることなく、さらに歩みを進めていくためにも、今節、是が非でも、リーグ戦では開幕戦以来となるホームでの勝点3を掴み取りたい。
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