五輪バレー出場国ランキング

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東京五輪の男子バレーボール競技に出場する全12チームを「月刊バレーボール」編集部が徹底分析! ランキングを寸評とともに紹介します。

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前回大会金のブラジル、世界王者のポーランドが頭一つ抜ける

優勝候補のブラジルは、キャプテンのブルーノ・レゼンデを筆頭に盤石の布陣で金メダルを狙う【写真:西村尚己/アフロスポーツ】

 前回2016年のリオデジャネイロ五輪で金メダルを手にし、国民中を歓喜させたのはブラジル。2017年以降の戦いを振り返っても、同年のワールドグランドチャンピオンズカップと2019年のワールドカップ、そして今年のネーションズリーグで優勝に輝いており、その強さは磐石だ。キャプテンのブルーノ・レゼンデを筆頭にバラセ・デソウザ、ルーカス・サートカンプといった経験豊富な面々を軸に据え、2016年リオデジャネイロ大会のベストアウトサイドヒッター、ルカレリ(リカルド・ソウザ)と元キューバ代表で2019年に帰化したイオアンディ・レアルの両エースは高い決定力を備える。

ポーランドのキャプテン、ミハウ・クビアクは日本のVリーグでプレー。2018年の世界選手権に続き、王国ブラジルを粉砕するか【写真:REX/アフロ】

 そのブラジルを2018年の世界選手権決勝で粉砕したのがポーランドである。キャプテンのミハウ・クビアクやオポジットのバルトシュ・クレクという日本のVリーグでプレーする面々は、代表のユニフォームを着ると、さらにプレーレベルを上げる印象。また、2019年にはブラジルのレアル同様にキューバから帰化したウィルフレド・レオンが加わった。時速130キロを超える弾丸サーブと圧倒的なアタック力を備える、まさに“地上最強アタッカー”だ。そうした個々の高い能力はもちろんのこと、策士フィタル・ヘイネンが繰り出す強固なブロックシステムなど組織力もピカイチ。それに、クビアクやクレク、レオン以外の控え選手のレベルも相当に高く、選手層という点ではブラジルを上回る。

 組織的なブロックでいえば、前回大会銅メダルのアメリカは外せない。個々のブロック力も高く、マックスウェル・ホルトが中心となって強敵たちのアタックをはね返す。攻めては世界で指折りのアタッカーであるマシュー・アンダーソンや、超がつくほどの攻撃的セッター、マイカ・クリステンソンのトスワークは見るものをうならせる。

日本代表は、イタリア・セリエAでプレーする石川祐希主将を中心に隙のない試合運びでメダル獲得を狙う【写真:アフロ】

 また、2012年ロンドン大会で銅、前回大会は銀、と着々と表彰台を上っているイタリアも今度こそは、という思いだろう。バレーボール界きってのスター選手、イバン・ザイツェフを擁し、エースのオスマニー・ユアントレーナや司令塔のシモーネ・ジャネッリら顔ぶれは豪華そのものだ。タレント性でいえば、フランスもエースのイアルバン・ヌガペトや“世界ナンバーワンリベロ”の呼び声高いジェニア・グルベニコフら、個性豊かなキャラクターがそろう。

 ROC(ロシアオリンピック委員会代表)も平均身長2メートルに到達しようかという圧倒的な高さは変わらない武器。代表の顔であるマキシム・ミハイロフは豪快なアタックで、2012年ロンドン大会以来の金メダルをたぐり寄せる存在である。

 これらの強豪国を相手に、日本は磨き上げたサーブと粘り強いディフェンスを軸に、寸分の隙も見せない試合運びで、母国開催でのメダル獲得を目指したい。

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