ファンが選ぶ!男子WC歴代最強校ランキング

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 スポーツナビで投票を募った「男子ウインターカップ歴代最強校ランキング」企画。WCで好成績を残した学校の中で、「最強」だと思う学校に最大3票投票してもらいました。(平成以降を対象とさせて頂きました)
 果たして、1位に輝いた学校は!?

順位 チーム
(年度・結果)
紹介文 主な選手 投票率
1 能代工(1998年・優勝) 田臥、菊地、若月で9冠達成 田臥勇太など 44.70%
2 明成(2015年・優勝) 八村塁を擁して3連覇を達成 八村塁、納見悠仁など 43.03%
3 福岡第一(2019年・優勝) 河村、小川の高速バスケットで高校2冠 河村勇輝など 34.24%
4 能代工(1997年・優勝) 3年畑山・小嶋、2年田臥、菊地、若月の最強 田臥勇太など 33.64%
5 福岡第一(2018年・優勝) 福岡第一2年ぶり制覇 松崎裕樹、河村勇輝など 20.91%
6 洛南(2006年・優勝) 湊谷の40得点は男子決勝個人最多得点タイ記録 辻直人、比江島慎など 10.91%
7 能代工(1991年・優勝) 小納兄弟、大場のスピードあるバスケで魅了 小納真良、小納真樹など 8.64%
7 洛南(2008年・優勝) 比江島、谷口3連覇達成 比江島慎、谷口大智など 8.64%
9 延岡学園(2011年・優勝) 決勝で渡邉雄太率いる尽誠学園を倒して優勝 ベンドラメ礼生など 7.27%
10 洛南(2002年・優勝) 竹内ツインズを擁して冬を初制覇 竹内公輔、竹内譲次など 5.15%
11 仙台(2000年・優勝) 公立校に通う“普通の子”が大会2連覇 志村雄彦など 4.09%
11 福大大濠(2014年・準優勝) 明成の3連覇の前に立ちはだかった最強ライバル 津山尚大、牧隼利など 4.09%
13 能代工(2001年・優勝) 大会屈指のガードコンビで能代工復活優勝 山田謙治、新井靖明など 2.88%
14 北陸(2006年・準優勝) 超速3ガードで大会を席巻 篠山竜青、多嶋朝飛など 2.27%
15 土浦日大(1992年・準優勝) エース平岡を擁して初制覇を目指した 平岡富士貴など 1.67%

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1998年の能代工業が1.67%の僅差で1位

田臥勇太を擁して9冠を達成した能代工業が1位に輝いた(写真は共同)

 昨年、福岡第一(福岡)がウインターカップ2連覇を達成した際、SNSだけでなく取材陣の間でも話題になっていたことがある。それは、河村勇輝(東海大)率いる福岡第一と田臥勇太(宇都宮ブレックス)を擁して高校9冠を達成した能代工業(秋田)は「どちらが強いのか?」ということだった。これはバスケットボールに限らず様々なスポーツ、特に団体競技では話題になるものだが、高校バスケ界においてはすでに“神話”のごとく他の追随を許さないと思われていた1998年の能代工業と比べてみようという空気が生まれたのも、平成から令和に時代が移ったということを改めて認識させられたようにも思えた。
 それならば読者に皆さんに最強を決めていただこうと、今回スポーツナビでは「あなたが思う高校バスケ最強チーム」をアンケートで募集した。各年代で高校最強チームを思い浮かべる方も多いと思うが、今回はウインターカップという名称が使われ始めた1990年以降に限って候補を挙げさせていただいたことも記しておく。

 それではアンケート集計を見ていこう。

 やはりというべきか、1位に輝いたのは1998年の能代工業だ。1年次からスタメンとして試合に出場していた田臥勇太、菊地勇樹、若月徹の3人が最上級生となったこの年、ウインターカップでは市立船橋(千葉)を破り、史上初となる高校タイトル9冠を達成したチームだ。
 そして、4位にはガードの畑山陽一、センターの小嶋信哉、それに田臥、菊地、若月が加わったチームが選ばれている。どちらも他を圧倒する強さは比較のしようがない。反対に票が分かれてしまった感もあるぐらいだ。この時の能代工業は強さだけでなく人気の面でもずば抜けていた。インターハイ、国体では会場の規模もあり、満員札止めになることは当たり前。ウインターカップでも会場がファンで埋め尽くされ、チケットを求めて徹夜組が出るほどの盛り上がりだった。
 その後、日本人としてNBA選手になる田臥勇太というタレントを擁していたことも人気の要因だと言えるだろう。しかし、それだけではない。能代工業伝統のルーズボールへ飛び込む執念、さらには電光石火の速攻などで、会場に詰め掛けたファンを魅了したことも忘れてはならない。

 1位が元NBA選手を生んだチームであれば、2位は現在、NBAで活躍する選手が所属していたチームだ。しかも1位とは僅差の結果だった。2015年の明成(現仙台大付属明成)がランクインだ。八村塁(ワシントン・ウィザーズ)は1年次から3連覇を達成するのだが、その最終学年次のチームが2位に選ばれた。八村にとってもウインターカップは特別な大会だっただろう。それは自身の成長を確認できた大会だからだ。先輩たちに何とか着いていった1年次、下級生中心のメンバー構成ながら何とか勝ち取った2年次、そして、多くのライバルから注目を集め、そのプレッシャーを打ち破って頂点を極めた3年次、その時々で八村は周囲の評価を上回る成長を見せて、ウインターカップに君臨した。さらに“八村世代”と言われる1997年~98年に生まれた選手を見てみると、Bリーグを沸かせる候補生が多く存在している。
 同じ明成には納見悠仁(新潟アルビレックスBB)、明成と決勝戦を戦った土浦日本大には松脇圭志(富山グラウジーズ)と平岩玄(アルバルク東京)、3位に入った能代工業のキャプテンは盛實海翔(サンロッカーズ渋谷)、ベスト4に進出した中部大第一には中村浩陸(大阪エヴェッサ)が活躍した。そのほかには福岡大附属大濠には増田啓介(川崎ブレイブサンダース)、牧隼利(琉球ゴールデンキングス)がおり、さらには今シーズンからKBL(韓国バスケットボールリーグ)でプレーする初めての日本人として注目を集めた中村太地(DBプロミ)もいる。

 3位には昨年の大会を制した福岡第一が入った。河村、小川麻斗(日本体育大)の“超速”2ガードがゲームを支配し、固いディフェンス、高いリバウンドから一瞬に速攻に転じるプレースタイルに多くのファンが酔いしれたのは記憶に新しい。河村はその後、特別指定選手として三遠ネオフォニックスでもプレー。11試合中7試合にスターターとしてプレーし、チームの勝利にはなかなか貢献できなかったが、集客の面では毎試合チケットが売り切れとなるほどの人気を見せた。

 5位以降のチームをみると、現在のBリーグ、日本代表で活躍している選手たちが主力として戦ったチームが多く見られる。2006年から3連覇を果たした洛南(京都)には辻直人(川崎ブレイブサンダース)、比江島慎(宇都宮ブレックス)、谷口大智(広島ドラゴンフライズ)という3名の現役Bリーガーがチームを支えた。
 
 Bリーグがスタートして5シーズン目。今では将来の夢を「Bリーガー」とはっきり答える高校生が増えてきた。今年のウインターカップにも日本だけでなく世界の舞台へ飛躍する選手がいるのかもしれない。それがどのチームで活躍するのか?! かつての最強チームを思い出しながら、今年もウインターカップを楽しんでほしい。

(文=バスケットボールキング編集部)

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