2020年東京五輪マラソン日本代表選考レースの「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」は15日、東京・明治神宮外苑を発着点とする42.195キロのコースで行われ、前田穂南(天満屋)が2時間25分15秒で優勝、鈴木亜由子(日本郵政グループ)が2時間29分02秒で2位に入り、ともに代表に内定した。
レースは序盤、一山麻緒(ワコール)が前に出て集団を引っ張り、最初の5キロを16分31秒と夏のレースにしては速いペースで進行する。10キロ手前から前田穂が先頭に立つと、中間点付近から後続を引き離し独走状態。そのまま後続の追随を許さず、フィニッシュテープを切った。
2位争いは、鈴木が3位・小原怜(天満屋)との差を一時40秒ほどに広げたが、最後のスパートで小原が追い上げを見せ接戦に。しかし、小原は4秒追いつかず、今回で東京五輪の切符を手に入れることはできなかった。
東京五輪の女子マラソン代表の残り1枠は、12月から20年3月にかけて行われる「MGCファイナルチャレンジ」で派遣設定記録2時間22分22秒を切るランナーの最上位が選ばれる。記録を切る選手が現れなかった場合は、小原が代表に内定する。
【関連リンク】
・東京五輪代表内定者一覧
・残り1枠の内定方法(マラソン選考基準)
マラソングランドチャンピオンシップ
2019/9/15(日)9:10
優勝の前田穂、2位の鈴木が東京五輪代表 3位は小原
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総括
テキスト速報
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ゴール
前田穂が2時間25分15秒の1位でゴール! 両手を広げてフィニッシュテープを切る。2位に鈴木が入り、この2名が東京五輪のマラソン代表に内定。鈴木は笑顔でゴールテープを切った。鈴木から4秒遅れて3位に小原が入る。
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41.0キロ付近
3位・小原が2位・鈴木との差を28秒に縮める。鈴木の走りがやや重たくなる。
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40.0キロ
きつい上り坂を力強く駆け上がり、先頭の前田穂が2時間17分19秒で通過。2位の鈴木は2分48秒遅れで走る。3位・小原は2位・鈴木と33秒差で懸命に追いかける。
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39.4キロ
トップ前田穂が帽子を取り、最後の坂へ挑む姿勢を見せる。
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39.0キロ
前田穂がこの1キロ3分49秒ペースで通過。2位・鈴木の足のピッチが上がり、表情も明るさを取り戻した。
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38.0キロ
先頭の前田穂が暑さの中、肩を前後に振りながら上り路を駆け上がる。この1キロは3分43秒。
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36.0キロ手前
3位・小原が目線を下に向け、やや苦しそうな走りを見せペースダウン。4位・松田との差は53秒ほど。また、上原美幸は31.0キロ地点で棄権した。
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35.0キロ
先頭の前田穂が1時間58分54秒ほどで通過。この1キロの上りを3分34秒で走る。タオルを握りながら快走を続ける。2位の鈴木は帽子を取り、前田穂を追いかける。その差は2分。鈴木から40秒遅れて小原、小原から44秒遅れて松田が走る。
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33キロ付近
3位争いは小原と松田に絞られたか。4位・松田は小原との差を36秒とし、帽子を取り懸命に追いかける。
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32.5キロ
沿道は日傘を指す観客が目立ち、日差しはさらに厳しくなってきている。しかし、先頭の前田穂は給水を手に取らず、快走を続ける。
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32.0キロ
依然として前田穂が独走状態。この1キロのペースは3分26秒。
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30.0キロすぎ
気温はさらに上がって、選手の汗も目立つようになる。3位・小原はタオル付の給水ボトルを手にして、水を体にかける。
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30.0キロ手前
2位・鈴木と3位・小原との差は27秒。4位・松田が小原との差を24秒に縮める。
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29.0キロ付近
2位・鈴木と3位・小原の差は25秒に。小原と4位・松田の差が28秒となる。
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28.0キロ
先頭の前田穂が通過。この1キロを3分24秒と安定したペースを刻む。
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26.0キロ
先頭の前田穂が通過。この1キロは3分26秒ペース。鈴木との差を40秒以上に広げ、一人旅を続ける。2位・鈴木、3位・小原、4位・松田、5位・福士の順位は変わらず。
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24.0キロ
先頭の前田穂が快走。2位・鈴木は30秒差で追いかける。3位・小原は鈴木との差が13秒となる。松田が福士をとらえ、4位に順位を上げる。
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23.0キロ
先頭の前田穂が独走。2位・鈴木との差は17秒に広がる。3位・小原は10秒差で鈴木を追いかける。4位には福士、5位には安藤を抜いて松田がつける。
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中間点
前田穂が1時間11分05秒で通過。2位・鈴木との差を9秒に広げる。さらに9秒遅れて小原が通過。4位につける福士と小原との差は3位・小原との差は17秒。
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20.0キロ
先頭の前田穂が1時間07分分27秒で通過。鈴木が2秒差、小原が11秒差。さらに23秒差で福士、25秒差で安藤が続く。松田は52秒差で前方を追いかける。
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18.5キロ
前田穂、鈴木が抜け出し、小原も引き離す。
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18.0キロ
安藤も遅れ始め、先頭集団は前田穂、鈴木、小原の3人に。前田穂はこの1キロ3分19秒とペースを上げる。
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17.4キロ
福士が口を開け苦しそうな表情を見せ、先頭集団からやや遅れる。先頭は4人に。
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16.3キロ付近
前田穂を先頭に、鈴木、安藤、小原、福士の順番で一列となって先頭集団が走る。選手の体には汗がにじむ。
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15.0キロ
5人となった先頭集団が50分40秒で通過。前田穂が先頭を引っ張る。松田が4秒差、一山が24秒差、上原が1分26秒差、岩出が1分29秒差で先頭集団を追いかける。
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14.0キロ
この1キロは緩い上りのため3分30秒に。先頭は前田穂。松田が再び遅れはじめる。先頭とは2秒ほど。先頭集団は5人に。
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13.3キロ付近
一山の口が開き、やや苦しそうな表情を見せる。先頭から4秒ほど遅れる。
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12.5キロ
先頭集団は前田穂を先頭に、安藤、小原怜(天満屋)、一山、福士、鈴木、松田の順番で縦に一列となる。
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11.0キロ
この1キロは3分20秒ペース。前田穂がやや縦長となった先頭集団を引っ張る。
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10.0キロ
前田穂南(天満屋)を先頭に、7人の集団が33分34秒、35秒で通過。フィニッシュは2時間22分台のペース。直後の給水で松田、一山、鈴木らが無事にスペシャルドリンクを手に取る。
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10.0キロ手前
先頭集団のペースが1キロ3分20秒ほどに落ち着く。スタート直後に遅れていた松田が先頭集団に追いつく。
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8.5キロ
松田が先頭集団から遅れていた上原美幸(第一生命グループ)を追い抜き7位に。先頭集団からも8秒の位置につける。
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8.0キロ手前
松田が岩出をかわし8位に順位を上げる。
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7.0キロ
7人の先頭集団が通過。風はほとんど吹いてなく、強い日差しが照り付ける。直後の給水で一山が水を体にかける。
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6.0キロ
岩出が先頭集団から4秒ほど遅れる。先頭集団は7人になる。
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5.0キロ
最初の5キロは16分31秒、この1キロ3分18秒と速いペースを刻む。出場選手最年少の一山が先頭で引っ張る。先頭集団から11秒遅れて松田が追いかける。
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4.0キロ
この1キロも3分18秒ペース。集団が緩やかな下りを駆け降りる。
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3.0キロ
この1キロは3分18秒ペースと依然として速いペース。第一集団は一山を先頭に8人で形成。9位の松田との差は15秒ほど。さらに遅れて野上が追いかける。
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3.0キロ手前
最初の給水地点。一山、岩出玲亜(アンダーアーマー)らが氷を手に取り、握りながら走る様子が見られる。鈴木は氷を手にできず。
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2.0キロ手前
松田が集団から7秒ほど遅れ始める。
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1.0キロ
先頭の一山が最初の1キロを3分17秒とやや速いペースで入る。安藤友香(ワコール)、福士のワコール勢が横並びで追いかける。野上恵子(十八銀行)が集団よりやや遅れる。
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スタート
号砲が鳴り響き、10人のMGCファイナリストが一斉に走り出す。
一山麻緒(ワコール)がスタート直後に飛び出す。 -
スタート前
先に男子がスタート。
鈴木亜由子(日本郵政グループ)、松田瑞生(ダイハツ)、福士加代子(ワコール)ら選手たちはスタート地点周辺でウォーミングアップを進めている。午前8時30分時点の気温は24.8度。湿度69パーセント。天候は晴れ。