会場を札幌に移し、ここまで全勝の米国と対戦。世界屈指の組織的なブロックを誇る米国を前に、日本は序盤、新鍋の軟打や荒木の速攻で得点。米国もサイド、ミドルと多彩な攻撃で得点を重ね、15-16と僅差の中、米国がリードして中盤を迎える。
サーブ&ブロックで米国がリードすれば、日本も石井がクロス、ストレートに打ち分けるスパイク得点で追う一進一退の攻防が展開される中、抜け出したのは米国。ディフェンスから日本のミスを誘い22-24とセットポイントを握る。しかし日本はピンチサーバーの宮下がサーブで崩し、米国の強打を荒木がブロックし24-24、デュースに突入。逆転を狙った日本だが、最後は米国が石川をブロック、24-26で第1セットは米国が先取した。
日本代表女子
ハイライト動画
第1セット戦評
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チームが勝つことはもちろんですが、一人ひとり、選手たちにとっては必死で自分をアピールする大会
大山加奈(撮影:熊谷仁男) 詳細を読む (アプリ限定)
第2セット戦評
第2セットは米国がブロックで先制。しかし日本も石井、石川のスパイクで得点し、9-7とリードする。米国は中盤、ブロックで連続得点し9-11と逆転するも、スパイクでミスが目立つ。日本はその隙を逃がさず石川のスパイクで同点とし、その後も得点を重ね20-15とリードする。
精彩を欠く米国に対し、日本は石井、新鍋のスパイクで得点。続けて新鍋のスパイクでセットポイントとするも、米国も驚異の粘りを発揮。的確にターゲットを狙ったサーブで崩し、日本の攻撃を切り返し24-22まで追い上げる。2枚替えで宮下、長内を投入するも攻撃が安定せず、長内のスパイクミスで1点差と思われた場面でチャレンジを要求。相手のワンタッチ判定で日本に得点が入り、25-22、第2セットは日本が奪取した。
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石井選手、古賀選手は攻撃力が高いので、黒後選手も含めた3枚が一緒に入ると攻撃力も上がる
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第3セット戦評
新鍋、石井のスパイクで2-0と日本が先行するが、米国のサーブに対して日本のサーブレシーブの軌道が低くなり万全な状態で攻撃ができず、連続失点で逆転を許す。しかし日本はレシーブでつないだボールを二段トスから石川が打ち切り、13-13と同点にすると石井のサービスエースで逆転。だが米国もサーブで石川を狙いブロックをそろえ、15-16と米国が1点をリードして終盤へ。
米国を捉えたい日本だが、攻撃が偏ったところを米国のディフェンスに切り返され、逆に米国が連続得点。21-25でこのセットは米国が制した。
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日本はミドルとバックアタックが少ないと思われているかもしれないので、W杯はある程度リスクを負ってでもいろいろな攻撃を使ってほしい
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第4セット戦評
立ち上がりから米国に4連続得点され、苦しいスタート。日本の攻撃に対し、ブロック、レシーブで対応してきた米国は4-8と前半からリードを奪う。日本も新鍋のサービスエースや石川のスパイクで追い上げるが、要所で日本の攻撃がブロックで封じられ13-16、米国がリードして終盤を迎える。
逆転を狙う日本だが、米国のブロックに苦しみ15-20とさらに点差が広がる。2枚替えで宮下、長内を投入、宮下のサーブから石井、長内のスパイクで得点を返し1点差まで追い上げる。米国が再び23-20と3点差に突き放すも、日本はここから猛追。奥村のサーブから石川のブロックで同点とすると、最後も石川が決め25-23、第4セットは日本が奪取しフルセットに突入した。
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(日増しに注目度が上がり)試合終わりに出待ちしてくれるファンの数がどんどん増えて、すごいな、と実感しました
大山加奈(撮影:熊谷仁男) 詳細を読む (アプリ限定)
第5セット戦評
15点先取の最終セット、日本は米国に攻撃を立て続けに切り返され0-5と苦しいスタートを強いられる。スパイクコースにレシーバーが常にいる米国に対し、日本は得点できず2-8と劣勢は続く。
リードしても手堅く、着実に得点する米国に対し、日本は2枚替えで投入された長内のスパイクで得点を返す。しかし米国は序盤のリードを保ち終盤にも連続得点。8-15で第5セットを制した米国がフルセットで勝利した。
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やっぱりW杯で勝ったチームは実力のあるチームで、そういうチームがオリンピックで結果を残すんだと実感しました
大山加奈(撮影:熊谷仁男) 詳細を読む (アプリ限定)
日本代表メンバー
■セッター
佐藤美弥
■アウトサイドヒッター
新鍋理沙、石井優希、石川真佑
■ミドルブロッカー
荒木絵里香、奥村麻依
■リベロ
小幡真子
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(“めぐかな”フィーバーに沸いた03年W杯は)世界のすごさを知った大会でした
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