石井のバックアタックで日本が先行したが、ロシアはサーブ、ブロックで的確に狙いを定め連続得点を奪う。攻撃を封じられた日本は4-13と追う展開を強いられ、古賀に代えて石川を投入。しかし流れを変えるには至らず、ロシアのリードが続く。
劣勢の中、日本は荒木が気を吐き、ライトへ移動してストレートを狙った速攻や、ミドルからの攻撃で得点を返す。石井もサービスエースで続き、石川のスパイクで11-23と追い上げるが序盤の失点が響き、第1セットは11-25でロシアに先取された。
日本代表女子
ハイライト動画
第1セット戦評
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注目してほしいのがボールです。今大会から新しいボールになるので、それがどう影響するか
大山加奈(撮影:熊谷仁男) 詳細を読む (アプリ限定)
第2セット戦評
第1セット途中で起用された石川、小幡をこのセットはスタートから起用。ロシアのサーブに対しても小幡のレシーブから攻撃機会をつくり、荒木、石川、石井がスパイクで得点。15-16とシーソーゲームが続く。
中盤、日本は奥村のスパイク、ブロックで18-17と逆転し石川の連続スパイク得点で21-19と抜け出す。終盤、ロシアもサーブ&ブロックで応戦、1点差まで迫られたが最後は石井が決め25-23で第2セットは日本が奪取した。
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石川選手はあの身長で日本人がMVPを獲得するというのは本当に素晴らしいこと
大山加奈(撮影:熊谷仁男) 詳細を読む (アプリ限定)
第3セット戦評
第2セット同様に日本が先制するも、ロシアはサーブで日本の攻撃を封じ連続得点。4-8とリードを許す展開に。しかし日本も石井、佐藤のブロックや相手のディフェンスの隙間に落とす石川の攻撃で猛追。さらに石川がスパイク、サーブで流れを引き寄せ、荒木のブロックで得点し16-14と日本がリード。
さらに終盤、石井の攻撃がさえ渡る。佐藤のトスをクロス、ストレートに打ち切り連続得点を重ね、20-15と点差を広げる。ロシアも後半追い上げ23-23とし、デュースに突入するも荒木の速攻、新鍋のスパイクでセットポイント。最後は石川の好レシーブでつないだボールを石井が決め27-25、第3セットも日本が連取した。
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やっぱりW杯で勝ったチームは実力のあるチームで、そういうチームがオリンピックで結果を残すんだと実感しました
大山加奈(撮影:熊谷仁男) 詳細を読む (アプリ限定)
第4セット戦評
石川のバックアタックや佐藤のサービスエースで得点する日本に対し、ロシアも応戦。高さを生かせる丁寧なトスからミドル、サイドが決め12-16とロシアが抜けだす。
石川のサービスエースで14-16と追い上げる日本だが、ロシアもサーブ、スパイクで得点を重ね15-19と追う展開が続く。石井、石川の両サイドからの攻撃で追いつきたい日本だが、サーブから狙いを定めるロシアのブロック&ディフェンスに阻まれ点差は縮まらず。最後も石川の攻撃がブロックに阻まれ19-25、第4セットはロシアが制した。
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日本はミドルとバックアタックが少ないと思われているかもしれないので、W杯はある程度リスクを負ってでもいろいろな攻撃を使ってほしい
大山加奈(撮影:熊谷仁男) 詳細を読む (アプリ限定)
第5セット戦評
15点マッチの最終セット。日本はスパイクをブロックされ、0-4と苦しい立ち上がりを強いられる。新鍋、石井、石川のスパイクや、石井のサービスエースで得点を返すも、ロシアもスパイク、ブロックで連続得点。日本も最後まで追い上げたが、ロシアに押し切られ7-15。日本はフルセットの末、今大会初黒星を喫した。
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順位、結果という面では上位に行ける可能性もあると思いますし、メダルも可能性はある
大山加奈(撮影:熊谷仁男) 詳細を読む (アプリ限定)
日本代表メンバー
■セッター
佐藤美弥
■アウトサイドヒッター
古賀紗理那、新鍋理沙、石井優希
■ミドルブロッカー
荒木絵里香、奥村麻依
■リベロ
山岸あかね
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(“めぐかな”フィーバーに沸いた03年W杯は)世界のすごさを知った大会でした
大山加奈(撮影:熊谷仁男) 詳細を読む (アプリ限定)
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