名古屋ウィメンズマラソン2019

2019/3/10 9:10スタート

福士、上原、前田、谷本、池満がMGC出場権獲得

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※記録は速報値です

総括

日本人トップの全体5位でゴールした岩出玲亜(写真は共同)

 名古屋ウィメンズマラソン2019が10日、愛知・ナゴヤドームを発着点とする42.195キロのコースで行われ、ヘラリア・ジョハネス(ナミビア)が2時間22分25秒で優勝を飾った。日本人トップはすでにマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)出場権を獲得している岩出玲亜(アンダーアーマー)で全体5位、記録は2時間23分52秒で自己ベストを更新。福士加代子(ワコール)は2時間24分9秒で、MGCの出場権を勝ち取った。上原美幸(第一生命グループ)、前田彩里(ダイハツ)、谷本観月(天満屋)、池満綾乃(鹿児島銀行)も設定条件を突破し、5選手がMGCファイナリスト入りを果たした。

 気温11.8度、湿度60.5%、南東の風0.4メートルと好コンディション下で行われたMGCシリーズ最後の対象レース。レース中盤まで岩出、福士、上原、上杉真穂(スターツ)が海外招待選手と先頭集団を形成するが、27キロ前後で上杉が脱落。30キロすぎにジョハネスらが飛び出し、後続を引き離すが、岩出と福士は苦しい表情を見せつつも、粘りの走りでともに入賞を果たした。谷本は15キロすぎの給水で転倒するアクシデントに見舞われるも、2時間25分28秒でフィニッシュ。力走でMGCの切符を手繰り寄せた。

詳細

  • スタート前

    選手がスタートラインに並び号砲を待つ。午前9時時点の現地の天候はくもり。気温は11.8度、湿度60.5パーセント、南東の風0.4メートルとマラソンには好条件の環境。

  • スタート

    全選手が一斉にスタート!23000人を超える女性ランナーが名古屋のコースへと走り出す。

  • 1キロ

    ペースメーカーを先頭に3分18秒で通過。バラリー・ジェメリ、ビシリン・ジェプケショ(ともにケニア)、岩出玲亜(アンダーアーマー)、上原美幸(第一生命グループ)がペースメーカーのすぐ後ろにつける。

  • 2キロ

    この1キロは3分21秒と、やや速いペースでレースが展開。

  • 3キロ

    この1キロは3分22秒。設定タイムよりやや速いため、先頭集団は10人ほどになる。その中には福士加代子(ワコール)、上杉真穂(スターツ)の姿も見える。

  • 5キロ

    先頭集団が16分53秒とほぼ設定タイムで通過。福士ら、ほとんどの選手が給水を手にする。先頭集団と第2集団との差は17秒ほど。第2集団には前田彩里(ダイハツ)、吉田香織(TeamR×L)、池満綾乃(鹿児島銀行)らがつける。

  • 8キロ

    先頭集団が通過。この1キロは3分22秒と安定したペースが刻まれる。

  • 10キロ

    先頭が33分44秒で通過。先頭集団は10名ほどで、前方に上原、岩出、上杉、後方に福士がつける。第2集団との差は37秒ほど。

  • 11キロ

    先頭集団が通過。緩やかな上り坂のこの1キロは、3分25秒とややペースが遅くなる。

  • 13キロ

    先頭集団の日本人選手は上原、岩出、上杉、福士の4人。2004年アテネ五輪、12年ロンドン五輪5000メートル金メダリストのメセレト・デファー(エチオピア)も先頭集団につける。

  • 15キロ

    先頭が50分43秒で通過。上杉が集団の後方に下がる。48秒ほど遅れて第2集団も駆け抜ける。第2集団につけていた沼田未知(豊田自動織機)、谷本観月(天満屋)が給水時に転倒してしまう。

  • 18キロ

    先頭が1時間47秒で通過。依然として先頭集団は4人の日本人選手と、6人の海外招待選手で構成される。

  • 20キロ

    雨が降り始める。先頭が1時間7分35秒で通過。上原はペースメーカーの真後ろ集団中央に、福士は前方の沿道側でレースを展開。岩出、上杉は集団後方から前方をうかがう。第2集団とは1分7秒ほどの差。15キロすぎに転倒した谷本は第2集団についていくが、沼田は大きく遅れる。

  • 中間点

    先頭集団が1時間11分17秒で通過。フィニッシュ予想タイムは2時間22分34秒。前田、池満らの第2集団は1時間12分26秒で通過。

  • 25キロ

    先頭集団が1時間24分30秒で通過。一度離されかけた上杉が、引き離されまいと再び先頭集団につける。先頭と第2集団との差は1分21秒ほど。第2集団の日本人選手は谷本、前田、池満に絞られる。

  • 27キロ

    上杉が苦しそうな表情を見せ、先頭集団から離され始める。

  • 29キロ

    先頭集団の日本人選手は岩出、福士、上原。3人とも集団後方につける。福士、上原は落ち着いた表情、岩出はやや険しい表情を見せる。

  • 30キロ

    ペースメーカーが離脱する。先頭集団が1時間41分34秒で通過。直後の給水で集団がばらけ、縦長となる。岩出、福士、上原は集団後方に。23秒遅れて上杉が追いかける。第2集団には谷本、前田、池満がつけ、1時間43分4秒ほどで通過。

  • 31キロ

    先頭集団が完全にばらけ、ジェメリ、ジェプケショ、デファーが先頭に。やや離れて福士、岩出、ヘラリア・ジョハネス(ナミビア)らがつけ、上原はさらに離れて前を追う。

  • 32キロすぎ

    福士が岩出を引き離し日本人トップ、ジョハネスと並び全体4位の位置につける。

  • 33キロ

    先頭のジェメリとジェプケショがペースを上げ、後続を引き離す。3位デファー、4位ジョハネス、5位福士と続く。

  • 34キロ

    ジェプケショがジェメリを引き離し、単独首位に躍り出る。福士はやや苦しそうな表情を見せる。

  • 35キロ

    先頭のジェプケショが1時間58分5秒で通過。1秒差でジェメリ、13秒差でジョハネスが追いかける。福士は後続に抜かれ、全体7位に順位を落とす。通過タイムは1時間58分39秒。福士から遅れて9秒差で岩出、23秒差で上原がつける。

  • 37キロ

    福士がペースを上げ、全体5位に順位を上げる。

  • 40キロ

    先頭のジェプケショとジョハネスが2時間15分12秒で通過。福士は3位ジェメリと1分5秒差の7位につける。岩出が福士との差を8秒につめる。

  • 40.8キロ

    岩出がペースを上げ、福士を一気に追い抜き日本人トップに躍り出る。

  • フィニッシュ

    ジョハネスが2時間22分25秒でゴールテープを切り、優勝を飾る。2位にジェプケショ、3位にジェメリが続く。岩出が日本人トップの全体5位、自己ベスト更新の2時間23分52秒でゴール。福士、上原、前田、谷本、池満がMGC出場の条件タイムを突破し、切符を獲得する。

見どころ

 名古屋ウィメンズマラソン2019が10日、ナゴヤドームを発着点とする42.195キロのコースで開催される。今大会はマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)シリーズの最後の対象レース。2時間28分以内でMGCファイナリストを除く日本人1~3位、もしくは2時間27分以内で同4~6位に入ると、東京五輪選考レース(2019年9月15日)への出場権を得る。

 条件突破を狙うランナーの中で最も注目したいのは、16年リオデジャネイロ五輪代表の福士加代子(ワコール)だ。1月の大阪国際女子マラソンでは、レース序盤での転倒が影響し途中棄権となりMGC出場権を逃した。今回は短い間隔でのフルマラソンとなるが、ベテランらしい粘りの走りで結果を手繰り寄せることができるか。

 他にも上原美幸(第一生命グループ)や前田彩里(ダイハツ)ら実力者がエントリー。女子のMGCファイナリストは9人と、男子28人と比べるとやや寂しいだけに、多くの選手がMGCへの切符を手にすることが期待される。2レースの平均タイムなどが条件となる「ワイルドカード」でも出場権獲得の道は開かれており、順位争い以外にも注目したい。

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