格闘技イベント「RIZIN.14」が31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナで行われ、メインカードとして行われたフロイド・メイウェザー対那須川天心のスペシャルエキシビションマッチでは、メイウェザーが1ラウンドKO勝ちを収めた。
入場前、入場中、そして試合が始まってからも時おり笑顔を浮かべる余裕のメイウェザー。ゴング直後は遊んでいるような構えを見せるも、那須川が一発ヒットさせてからはギアチェンジ。フックを軸に一気に主導権を握り、那須川になにもさせないまま3度のダウンを奪い、大晦日RIZINの舞台で圧巻のKO劇を披露した。
第13試合では堀口恭司がダリオン・コールドウェルに苦戦も、3ラウンドに逆転のフロントチョークが入り逆転勝ち。初代RIZINバンタム級王者に輝いた。RIZIN女子スーパーアトム級タイトルを懸けた一戦は浜崎朱加が浅倉カンナに勝利。「宮田和幸引退試合&山本“ KID”徳郁メモリアルマッチ」と銘打たれた第7試合では宮田が山本アーセンに完勝した。
RIZIN.14
2018/12/31 15:00~さいたまスーパーアリーナ(メイウェザーvs.那須川天心ほか)
メイウェザーKO勝ち、天心を寄せ付けず
男子60kg級
総括
見どころ
「RIZIN.14」が31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催される。
第1試合に出場予定だったRENAは減量中に倒れ病院搬送。31日、主催者側から欠場が発表された。第7試合では宮田和幸が引退試合として、また今年9月に亡くなった山本“ KID”徳郁さんのメモリアルマッチとして、同氏の甥にあたる山本アーセンと対戦。昨年の大晦日にスーパーアトム級初代女王となった浅倉カンナは第12試合で浜崎朱加を迎え撃つ。
堀口恭司は第13試合で米国の総合格闘技団体「ベラトール」王者のダリオン・コールドウェルと頂上対決に臨む。一回り大きい相手に日本の総合エースはどのように挑むのか。
メインはボクシング元5階級王者のフロイド・メイウェザーvs.“神童”那須川天心のエキシビジョンマッチ。11月5日の参戦発表記者会見からわずか数日後、自身のSNSでメイウェザーが参戦撤回を表明するなど紆余曲折あったこのカード。“世紀の一戦”がいよいよ実現しそうだ。大会は15時開始予定。