Bリーグ2025-26CS戦力ランキング

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 開幕から10年目という節目のシーズンにおけるCSの組み合わせは、シーズン序盤から圧倒的な攻撃力で西地区を初めて制した長崎ヴェルカが第1シード、2大会連続4回目のリーグ制覇を狙う宇都宮ブレックスが東地区のチャンピオンとなり第2シードを獲得した。

 一方、レギュラーシーズンの最終日を迎えてもCS出場8クラブのうち5クラブの順位が未定という大混戦の末にシード順が決定。長崎には東地区からの3クラブ、千葉ジェッツ、群馬クレインサンダーズ、アルバルク東京が、宇都宮には西地区の3クラブ、シーホース三河、琉球ゴールデンキングス、名古屋ダイヤモンドドルフィンズが相対するという東西対決の構図が出来上がった。

 CSクォーターファイナルは5月7日、長崎vsA東京から戦いの火蓋が切られる。現行のレギュレーションで行われる最後のCSを制するのはどのクラブか…

(企画構成:バスケットボールキング)

※オフェンス、ディフェンス、それぞれ50点満点、総合100点満点で採点

順位 チーム名 オフェンス ディフェンス 合計
1 長崎ヴェルカ 50 45 95
2 宇都宮ブレックス 48 45 93
2 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ 46 47 93
2 群馬クレインサンダーズ 45 48 93
5 千葉ジェッツ 46 46 92
5 シーホース三河 45 47 92
7 琉球ゴールデンキングス 44 47 91
7 アルバルク東京 44 47 91

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驚異の平均90得点超え…創設5シーズン目の長崎が優勝候補の筆頭

CSへ初出場を果たし、西地区も制した長崎が優勝候補の筆頭【(C) B.LEAGUE】

 現行のリーグ編成で最後となるチャンピオンシップ(以下CS)は、長崎ヴェルカが一躍優勝候補筆頭に名乗りを上げた。クラブ創設5シーズン目、B1昇格3シーズン目という新興勢力である点に加え、他に類を見ないポジションレスのバスケットスタイルを確立したことも特筆すべきポイントで、1試合平均90得点をクリアするなど、驚異的なオフェンス力を誇る。ディフェンス面でもスティールがリーグ最多と、オールラウンダー集団の怖さを存分に発揮している。

 オフェンスに関しては、昨シーズン王者の宇都宮ブレックスが長崎に続く格好だ。かつてはディフェンスのイメージが強かったものの、今シーズンは1試合平均失点がリーグ9位なのに対し、同得点は5位とオフェンスのほうが数字は良い。3Pシュートを多投する点やアシストの多さなど、長崎と似ているデータもあるが、在籍年数の長い選手が多い分、組織力では長崎をしのぐ。CSを3度制したその経験値はリーグ随一だ。

 ディフェンス面では群馬クレインサンダーズと名古屋ダイヤモンドドルフィンズを挙げなければならない。特に西地区優勝争いにも加わった名古屋Dは、堅固なディフェンスからのトランジションオフェンスが脅威。シーズン終盤は調子を落とした感もあるとはいえ、万全の状態であれば波に乗ったときの破壊力は申し分ない。もちろん、東西で2位となった千葉ジェッツとシーホース三河も、攻守の安定感やバランスの良さといった点に地力が感じられる。

 ただし、ワイルドカードから頂点に到達した例が3度もあるように、時に数字だけでは測れなくなるのが短期決戦の醍醐味。琉球ゴールデンキングスは宇都宮と同じく、短期決戦でギアを上げることができる。4シーズン連続ファイナル進出という実績はこの上ない強みだ。そして、今回最も不気味なのがアルバルク東京だ。開幕から一貫して故障者の多さに悩まされ、アップダウンの激しいシーズンとなってしまったが、それでもディフェンスはリーグ上位を維持してきた。CS進出争いの重要な局面で、開幕前に想定していた完成形のロスターが整ったことは、CSでピークを迎えた過去2度の優勝を思い起こさせる。

 今回のCSは、1試合平均失点の少ないクラブが順当に名乗りを上げた格好だが、得点力にはややバラつきがある。裏を返せば、下位シードでもオフェンスを改善することで勝ち上がる可能性が高まる。その意味でも、A東京の戦いぶりには注目する必要がある。

文=吉川哲彦

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