WBC
WBC出場チーム「戦力ランキング」
記事
3月5日からいよいよ第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が開幕する。今回は出場全20チームの戦力を数値化し、6つの項目別(各項目10点満点)で採点。その合計得点をランキング形式で紹介するとともに、高評価のチームについて掘り下げていく。
(企画・編集/データスタジアム株式会社)
※ランキング上位と寸評コラムはスポーツナビアプリでご覧いただけます
|
${item.title} |
||
|---|---|---|
|
|
|
${title.number} ${title.sub} |
スポーツナビアプリ 無料ダウンロード
- アプリケーションはiPhoneとiPod touch、またはAndroidでご利用いただけます。
- Apple、Appleのロゴ、App Store、iPodのロゴ、iTunesは、米国および他国のApple Inc.の登録商標です。
- iPhone、iPod touchはApple Inc.の商標です。
- iPhone商標は、アイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています。
- Android、Androidロゴ、Google Play、Google Playロゴは、Google Inc.の商標または登録商標です。
解説
出場20チームでトップの評価となったのは「野球の母国」アメリカ。まず野手に目を向けると、キャプテンを務めるA.ジャッジをはじめ、K.シュワーバー、C.ローリーと昨季のメジャー本塁打ランキング上位4人のうち3人が名を連ねる打線はまさに壮観。その他にもメジャーNo.1ショートストップのB.ウィットJr.や、センターで好守を連発するP.クロウ=アームストロングなど若きスターが集結し、走攻守すべてにおいて隙は見当たらない。一方の投手陣も豪華な顔ぶれがそろった。前回大会は先発陣がやや見劣りする印象だったが、今大会はともに昨季のサイ・ヤング賞に輝いたT.スクーバルとP.スキーンズが参戦。ブルペン陣に名を連ねる選手も各チームでセットアッパーやクローザーを任されている猛者ばかりだ。投打に過去最高の陣容を誇る今大会のアメリカ。世界一の座を奪還する準備は万全に整ったといえるだろう。
アメリカの対抗馬として有力なのがドミニカ共和国だ。打線にはF.タティスJr.やJ.ソト、V.ゲレーロJr.らオールスター級の選手が並び、得点力はアメリカと双璧といえる。守備面もJ.ロドリゲスを中心にセンターラインがしっかりしており、大きく破綻することは考えにくい。先発投手の評価はアメリカに比べるとやや落ちる。昨季13勝のC.サンチェス、2022年のサイ・ヤング賞投手であるS.アルカンタラなど実力者はいるものの、駒の少なさは懸念材料だ。対して、リリーフにはセーブ王のC.エステベス、ホールド数トップのA.ウリーベを筆頭に昨季メジャーで60試合以上に登板した投手が8人招集されている。先発陣の不安要素は質量ともに大会屈指のクオリティーを誇るブルペンで十分にカバーできそうだ。そして何より1次ラウンド敗退という前回の汚名をそそぐ絶好の機会。今大会にかける意気込みはどのチームより強いだろう。
前回王者の侍ジャパンは3番手の評価。世界一の原動力となった投手陣は今大会でも大きな強みとなるだろう。山本由伸、菊池雄星、菅野智之、松井裕樹のメジャーリーガー4人はもちろん、NPBを代表する投手たちが世界に通用することはすでに過去の国際大会で証明済み。投手力の高さは他国のスター軍団にも決して引けを取らない。野手陣で最も注目するべきは、やはり大谷翔平だろう。今大会は二刀流を封印して打者に専念する見込みだが、そのぶん攻撃面でチームを力強くけん引してくれるはずだ。鈴木誠也と吉田正尚を加えたメジャー実績組が打線の中心として機能すれば、得点力でも上位2カ国と十分に渡り合える。唯一の懸念は守備面。スタメン起用が見込まれる野手にセンターを本職とする選手がいないことから、特に外野の守備力には不安が残る。スーパーサブとしての役割を担うであろう周東佑京の投入タイミングなど、井端監督の采配も勝利をつかむためのカギとなるかもしれない。
ランキング4位のベネズエラはWBC初制覇を狙う南米の雄。23年ナ・リーグMVPのR.アクーニャJr.や昨季49本塁打のE.スアレスらが並ぶ打線の力強さは上位チームに匹敵し、走塁や守備も含めて野手陣の力量は申し分ない。その一方で、投手陣の層は先発、救援ともに少しばかり心もとない。それだけにメジャーでエース格として活躍するP.ロペスとR.スアレスの存在は非常に大きい。優勝を目指すには、重要な一戦で先発マウンドに上がるであろう2人の働きが必要不可欠になるだろう。キャプテンとしてチームをまとめ上げるのは、前回大会のベストナイン捕手でもあるS.ペレス。4度目のWBC出場となるベテランが発揮するリーダーシップにも注目したい。
メキシコとプエルトリコも頂点を狙えるチームだ。メキシコは野手陣だけを見れば上位チームと比べても遜色なく、R.アロサレーナやJ.デュランなどタレントがそろう。前回大会の準決勝で侍ジャパンと繰り広げた熱戦を覚えているファンも多いだろう。プエルトリコはメジャー指折りの遊撃手であるF.リンドーアなど、主力として期待されていた複数の選手に出場許可が下りず、本来のポテンシャルを考えると物足りないチーム構成となってしまった。それでも、17年と23年の2大会をアメリカ代表としてプレーしたN.アレナドが今大会ではプエルトリコ代表に加わるなど、明るい材料もある。また、この2チームに共通する強みとして、A.ムニョスとE.ディアスというメジャートップクラスのクローザーを擁するという点が挙げられる。終盤までリードを保てば試合を確実に締めてくれる彼らの存在は、特に一発勝負となる決勝ラウンドにおいて非常に大きな意味を持つ。

