第105回全国高校ラグビー大会「8強戦力ランキング」

記事

 12月27日から大阪・東大阪市花園ラグビー場を中心に開催されてきた「花園」こと第105回全国高校ラグビー大会。1月1日の元日に3回戦8試合が行われてベスト8が決定、1月3日は準々決勝4試合が行われる。

 ここでは8強に残ったチームの今大会での戦いぶりから「攻撃力」「守備力」「キック」「セットプレー」「組織力」の各項目を10点満点で評点し、準々決勝の対戦カードとともに紹介したい(同じポイントでの順位付けは総合的な判断による)。
(企画・構成/スポーツエンターテイメントアソシエイツ、文/斉藤健仁)

※ランキング全順位と解説はスポーツナビアプリでご覧いただけます

${item.title}

※同点の場合の順位づけは総合的な判断による

スポーツナビアプリ 無料ダウンロード

スポーツナビアプリ
スポーツナビアプリ 無料ダウンロード
iPhone版ダウンロード Android版ダウンロード
QRコード
対応OS
iOS 16.0以上
Android 10.0以上
  • アプリケーションはiPhoneとiPod touch、またはAndroidでご利用いただけます。
  • Apple、Appleのロゴ、App Store、iPodのロゴ、iTunesは、米国および他国のApple Inc.の登録商標です。
  • iPhone、iPod touchはApple Inc.の商標です。
  • iPhone商標は、アイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています。
  • Android、Androidロゴ、Google Play、Google Playロゴは、Google Inc.の商標または登録商標です。

寸評

前回大会決勝と同一カードとなった準々決勝第4試合。桐蔭学園3連覇のカギを握るキャプテン堂薗尚悟【写真/斉藤健仁】

 3回戦後、勝ち上がった8校のキャプテンによって抽選が行われて準々決勝の対戦カードが決まった。前回大会までは準々決勝後にも再度の抽選が行われていたが、今大会では実施されない。つまり、このトーナメントで1月3日の準々決勝、5日の準決勝、7日の決勝までが行われて優勝チームが決定する。

 5日の準決勝は、【①の勝者vs.②の勝者】、【③の勝者vs.④の勝者】というカードとなる。

<準々決勝組み合わせ>
花園第1グラウンド ★=シード校 
①10:30キックオフ ★東福岡(福岡第1)vs.★東海大相模(神奈川第2)
②11:55キックオフ ★京都成章(京都)vs.★御所実業(奈良)
③13:20キックオフ ★大阪桐蔭(大阪第3)vs.★國學院大栃木(栃木)
④14:45キックオフ 東海大大阪仰星(大阪第1)vs.★桐蔭学園(神奈川第1)

 シード7校が勝ち残り、大きな波乱がなくベスト8が出揃ったと言えよう。

 ここに残れなかったシード校・佐賀工業(佐賀)の入ったブロックは、ノーシードの強豪校が多数入り「死のブロック」となった。2回戦で、前回大会準優勝校ながらノーシードとなった東海大大阪仰星(大阪第1)がその佐賀工業を7-6で破り、3回戦でも大分東明(大分)を28-24で下して準々決勝に駒を進めた。なお東海大大阪仰星は今大会で7度目の栄冠を狙うが、ノーシードからの優勝となれば史上初の快挙。

 それ以外のブロックでは、シード校が強さとプライドを見せてしっかりと勝ち上がった。

 春冬の「2冠」と、史上6校目の花園3連覇を目指す桐蔭学園(神奈川第1)、8度目の優勝を目指す東福岡(福岡)、春の大阪王者で2度目の優勝を狙う大阪桐蔭(大阪第3)と優勝経験のある強豪校は問題なくベスト8に入った。

 初優勝を狙う4校の顔ぶれは、春の選抜準優勝の京都成章(京都)、選抜ベスト4の御所実業(奈良)、50大会ぶりに準々決勝に進んだ東海大相模(神奈川第2)、そして夏の7人制大会の王者で昨季ベスト4の國學院大栃木(栃木)だ。

20大会連続ベスト8入りしている東福岡、ここまでは順調な勝ち上がり【写真/斉藤健仁】

①10:30キックオフ ★東福岡(福岡第1)vs.★東海大相模(神奈川第2)

 準々決勝第1試合は20大会連続のベスト8を達成し、ここから8度目の優勝を目指す東福岡が、東海大相模の挑戦を受ける。CTB半田悦翔(3年)を中心に伝統的にBKに展開力のある東福岡だが、キャプテンFL/NO8須藤蒋一、PR武田粋幸(ともに3年)らがおりFWのフィジカルも強い総合力の高いチームだ。

 東海大相模は身長189cmのLO笹部隆毅(3年)を中心に平均体重が約100㎏ある日本一のFWが大きな武器だ。SO市村旅人、FB福岡遼(ともに3年)とBKにも能力の高い選手がいる。

この対戦は重量級FWの激突が焦点となりそうだ。


②11:55キックオフ ★京都成章(京都)vs.★御所実業(奈良)

 関西の強豪チームとして切磋琢磨してきた京都成章(京都)と御所実業(奈良)のライバル校同士が激突する。ともに花園準優勝の経験はあるが優勝の経験はなく、今大会で初優勝をうかがう。

 春の選抜準優勝だった京都成章は、激しいタックルと粘り強い組織ディフェンス、モールが伝統的な武器だ。FWではLO土肥祐斗(3年)の運動量が光り、SH佐藤啓護、SO岡元聡志(ともに3年)のハーフ団もゲームコントロールに長ける。

 4大会ぶりの出場となった御所実業も伝統的にモール、ディフェンスに強みを見せる。FWはLO津村晃志(3年)が引っ張り、司令塔SO中俣翔太、決定力のあるWTB村上瑞樹(ともに3年)らもおり、展開力にも長けている。

 持ち味が似た両校の対戦であり、僅差の展開となりそうだ。


③13:20キックオフ ★大阪桐蔭(大阪第3)vs.★國學院大栃木(栃木)

 3試合目は2度目の優勝を目指す大阪桐蔭と、初優勝を狙う國學院大栃木の対戦。大阪桐蔭は毎年、守備からチームを作り上げていくが今季はキャプテンCTB手崎颯志(3年)がタックルで牽引する。FWのフィジカルも長けており、身長190cmのLO泊晴理(3年)が中軸。WTBモレノ経廉ザンダー(3年)、吉川大惺(2年)らの切れ味の良いランにも注目だ。力強いFWと接点で主導権を握り、決定力あるBKにボールを集めたい。

 関東大会王者、夏の7人制大会王者の國學院大栃木は伝統的にディフェンス、モールに定評のあるチームだ。FL小田部祐太(3年)らのハードワークが光る。今季はアタック力にも磨きをかけており、キャプテンで絶対的エースのCTB福田恒秀道、7人制大会MVPに輝いたWTB池田健心(ともに3年)らが中心だ。

 夏合宿では30分のみで対戦し、トライ数1-0で國學院大栃木が勝利したというこのカード。國學院大栃木としてはディフェンスを軸に、接戦に持ち込みたいところだ。


④14:45キックオフ 東海大大阪仰星(大阪第1)vs.★桐蔭学園(神奈川第1)

 前回大会決勝と同一カードとなった。

 ここまで佐賀工業、大分東明と強豪を下してノーシードから勝ち上がってきた東海大大阪仰星はFW・BK一体となったスタンディングラグビーが持ち味だ。キャプテンCTB東佑太(3年)がチームを引っ張り、PR朝倉久喜(3年)、FL米谷翔馬(2年)、WTB山本健剛(3年)らは前への推進力に長ける。組織力、判断力に優れた桐蔭学園との対戦だけに、東海大大阪仰星はチーム力で勝負したい。

 3連覇のかかった桐蔭学園は、初戦となった2回戦で強豪・常翔学園(大阪第2)と対戦し、37-5で快勝。今季も花園で強さを見せた。例年よりもFWはさほど大きくないが、キャプテンPR堂薗尚悟(3年)を中心にフィットネス、集散の意識が高く、モールも武器だ。BKはSO竹山史人(3年)が攻撃をリードし、身長189cmの大型CTB古賀啓志(2年)は突破力に長ける。FW・BK一体となった攻撃、守備で主導権を握りたい。

 準々決勝第1~3試合はシード校同士の激突、第4試合は前回決勝カードの再戦となった。どの試合も、いずれが勝ってもおかしくはない。熱戦、激闘の試合になることは間違いなし。

 1月5日の準決勝に進む4校は、そして7日決勝で今季の高校王者に輝くのは――。花園は残り7試合、最後まで大いに高校ラガーマンの熱い、真剣勝負を楽しんでほしい!

関連リンク

新着コラム

コラム一覧

新着ニュース

ニュース一覧