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アーチェリー

競技概要

50メートル、または70メートル先にある的を狙い得点を競う、肢体不自由の選手を対象としたアーチェリー競技。オリンピックとほぼ同じルールで行われるが、障がいの内容や程度に応じてルールや用具の一部変更などが認められている。

障がい者を対象にしたアーチェリーが行われるようになったのは1940年代からで、1948年にイギリスの傷病兵のリハビリを行うストーク・マンデビル病院で車いすのアーチェリー大会が開催されている。この大会はのちに「パラリンピックの原点」と言われるようになった。パラリンピックとしてのアーチェリーは、第1回ローマ1960大会で正式競技として採用され、以来、継続して実施されている。

かつては、選手は障がいの程度によって、W1(四肢に障がいがあり、車いすを使用)、W2(下半身の障がいにより車いすを使用)、ST(立つか、いすに座って競技)の3クラスに分類されていた。現在のパラリンピックでは、W2とSTはオープンクラスとして統合されている。また、障がいに応じて用具の一部変更なども認められている。

競技種目は3部門に大別され、弓の形が異なる「リカーブオープン」と「コンパウンドオープン」、そして、W1クラス限定の「W1オープン」がある。リカーブとコンパウンド部門は全クラスの選手が混合で出場でき、W1 部門ではリカーブ、コンパウンドどちらの弓を使うかは選手の自由。全部門で男女別の個人戦とミックス戦(男女各1名)が行われる。

ただし、部門ごとに的の距離とサイズが異なる。リカーブ部門では70メートル先にある直径122センチメートルの的で10点を中心に外側に向かって点数が低くなり1点まで得点帯がある的を使用する。1部門では50メートル先にある直径80センチメートルの中心が10点で外側に向かって点数が低くなり1点の得点帯まである的を使用する。コンパウンド部門では50メートル先にある直径48センチメートルの中心が10点で外側に向かって点数が低くなり5点の得点帯まである6リングと呼ばれる的を使用する。

実施種目は男女別に個人戦とミックス戦など全9種目。ランキングラウンドという予選を行い、その成績によって決勝トーナメントの対戦相手が決まる。決勝トーナメントは1対1の対戦形式で勝敗が決まる。

競技見どころ

ハイレベルな競技が行われるアーチェリー。障がいに応じた多様な競技スタイルも見どころ。

アフロ

使用できる2種類の弓のうち「リカーブ」は、オリンピックでも使われる一般的なタイプ。もう1つの「コンパウンド」は、上下の両先端に滑車がついたタイプで、その滑車の働きによって少ない力でも弦を引き、矢を射ることができる弓だ。パラリンピックではオリンピックでは見ることのできない、このコンパウンドを使用したアーチェリー競技が見られる。

かつて選手は障がいの程度によって3つのクラス(W1、W2、ST)に分類されていた。障がいに応じて補助具の使用やアシスタントをつけることもできる。車いすに座ったまま弓を引いたり、口で弦を引いたり、それぞれに工夫しながら、個性あふれるさまざまなスタイルで矢を放つ。

予選ラウンドでは選手は72本の矢を射ち合計得点によりランキングが決まり、トーナメントに進む。試合形式は、部門によって異なる。リカーブ部門の個人戦は5セットマッチで行われ、セットごとに勝者2、引き分け1、敗者0のポイントが加算され、合計6ポイント以上先取すると勝ちとなる。ミックス戦は5セットマッチで行われ、個人戦と同様にポイントが加算され、ペアの合計で5ポイント以上先取すると勝ちとなる。

コンパウンドとW1部門の個人戦は1エンドにつき3射(30点満点)射ち、5エンドの合計得点(150点満点)の高い選手の勝ちとなる。ミックス戦は、1エンドにつき4射(1人2本40点満点)射(う)ち、4エンドの合計得点(160点満点)の高いチームの勝ちとなる。

・2020に向けたパラアーチェリーの展望(外部サイト)

引用:東京2020組織委員会

競技会場(外部サイト)

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