2025ドラフト候補選手ランキング

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ドラフト中継番組の解説者としてもおなじみの野球ライター・西尾典文氏に「投手」と「野手」をそれぞれ6項目で採点してもらい、その合計点で2025年のドラフト候補ランキング上位30人を選出した。

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※各項目10点満点、合計60点満点
※項目は横にスクロールします

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解説

甲子園では大会歴代トップに並ぶ最速155キロの速球を披露した健大高崎・石垣【写真は共同】

 今年の投手で最も評価が高くなりそうなのが高校生の石垣元気(健大高崎)だ。春の選抜ではわき腹を痛めていたにもかかわらず150キロ台のスピードボールを連発。夏は怪我のリスクを考えてリリーフでの起用となったが、地方大会では5イニングをパーフェクト。甲子園でも大会歴代トップに並ぶ最速155キロをマークするなど、改めてそのポテンシャルの高さを示した。ストレートはアベレージでも150キロをゆうに超え、コントロール、変化球も年々着実にレベルアップしている。体つきを考えてもまだまだスケールアップする可能性は高いだけに、最初の入札での1位指名の可能性も高いだろう。石垣以外の高校生投手では芹澤大地(高蔵寺)の評価が高かったが、早々に社会人希望を表明しており、上位指名が確実な選手は見当たらない。そんな中で展開次第で浮上してきそうな選手としては森陽樹(大阪桐蔭)、早瀬朔(神村学園)、藤川敦也(延岡学園)の名前が挙がる。3人とも長身でスケールの大きさがあり、フォームにも目立った欠点がないのが長所で、プロ側が高く評価する高校生投手の条件を備えているだけに、早く確保したい球団は高い順位で指名する可能性もありそうだ。

 大学生は昨年の金丸夢斗(関西大→中日1位)のような目玉は不在で、各球団によって評価も分かれることになりそうだが、上位指名に食い込んでくる選手は多い印象だ。中でも有力な1位候補なるのが齊藤汰直(亜細亜大)、中西聖輝(青山学院大)、山城京平(亜細亜大)、島田舜也(東洋大)の東都大学勢と、東北福祉大の櫻井頼之介、堀越啓太の2人を加えた6人だ。将来性と完成度のバランスが良いのが齊藤だ。まだ少し調子の波はあるものの、好調時の投球は相手打者を圧倒するものがあり、まだまだ伸びそうな雰囲気もある。春は爪の怪我もあって少し不本意な成績に終わったが、秋の投球次第では一気に大学生のトップとなる可能性もありそうだ。スピードが魅力なのが島田と堀越の二人だ。ともに大学の4年間で見違えるほど体が大きくなり、ストレートはコンスタントに150キロ台中盤をマークするようになった。安定感はまだ乏しいものの、好調時の投球は圧倒的なものがある。ともに春のシーズンが終わった後に少し調子を落としただけに、この秋の状態が重要になりそうだ。逆に安定感が光るのが中西と櫻井の2人だ。中西は昨年秋、今年春とともに6勝をマークして2季連続で最優秀投手とベストナインを受賞。7月に行われた日米大学野球でもメジャーのドラフト候補を相手に見事なピッチングを見せた。140キロ台後半のストレートと多彩な変化球を操り、試合を作る能力の高さは大学球界でもトップと言える存在だ。一方の櫻井も制球力は抜群で、カットボール、スプリットなど変化球のレベルも高い。今年はストレートも強さが出て、6月の大学選手権ではチームを優勝に導いた。即戦力という意味では中西、櫻井の2人が他の投手を上回っている印象だ。唯一の左投手である山城は150キロを超えるスピードが持ち味のパワーピッチャー。課題だったコントロールも今年は向上し、春は最優秀防御率のタイトルも獲得した。プロでもなかなかいない本格派左腕だけに、1位の12人に入ってくる可能性は高いだろう。その他では岩城颯空(中央大)、毛利海大(明治大)の左腕2人や、東京六大学で実績抜群の伊藤樹(早稲田大)、地方では昨年から大学日本代表で活躍した高木快大(中京大)、190センチの長身で今年大きく成長した赤木晴哉(佛教大)なども有力候補となる。

 社会人では左腕の竹丸和幸(鷺宮製作所)が筆頭候補だ。細身だが140キロ台後半のストレートとブレーキ抜群のチェンジアップを見事に操り、今年は春先から安定したピッチングを続けている。1年間フルで先発として活躍した実績はないだけに即戦力というよりも2年目以降の戦力となりそうだが、本格化してきたのは大学4年からということもあって、まだ成長が見込めるのも魅力だ。右投手では冨士隼斗(日本通運)が150キロを超えるストレートに加えて制球も大きく成長しており、高い評価となる可能性が高い。また独立リーグでは高卒2年目でスケール抜群の篠崎国忠(徳島インディゴソックス)や、社会人から移籍して急成長した本格派左腕の冨重英二郎(神奈川フューチャードリームス)も注目の存在だ。

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