去り行く北京五輪世代の矜持と未来
ピックアップ
プロローグ
日本サッカーの五輪挑戦史において、これほど稀有な世代もないだろう。
2008年の北京五輪で3戦全敗の屈辱を味わったいわゆる「北京五輪世代」は、この大舞台に立てなかった者たちも含め、のちにそのほとんどがA代表に選出され、2010年代以降の日本サッカーの隆盛を築いたという意味で、特筆に値する。
本田圭佑、長友佑都、岡崎慎司を筆頭とする世代は、いかにしてあの谷底から這い上がったのか。当連載では、2024年シーズンを最後に引退し、セカンドキャリアを歩み始めた7人――細貝萌、水野晃樹、豊田陽平、青山敏弘、梅崎司、森脇良太、興梠慎三――のもとを訪ね、そのメンタリティの源流を探る。
今、明かされる17年目の真実、そして彼らが見据える未来とは――。(全18回)
※文中敬称略
一覧
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(1)W杯を逃したあの夏、細貝萌を苦しめたブラジルからの電話
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(2)あの3人への悔しさや劣等感こそセカンドキャリアの原動力
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(3)「ピッチで死んでもいい」水野晃樹が送った波乱万丈のキャリア
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(4)古巣・千葉戦で起きた悲劇、消え失せたスピードという武器
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(5)予選未出場から北京へ…その背景にあった豊田陽平の逆算プラン
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(6)貫き通した武骨で無垢な生き方「自分の物差しを大事にしてきた」
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(7)あの落選に、青山敏弘は今何を思う?「結果を残した奴だけが…」
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(8)カメでありたい…昭和最後のド根性世代の“這い上がる人生”
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(9)本田圭佑はいかにして変貌を遂げたのか…同世代が推察する転機
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(10)FWの8番手と大学生が見せた驚異的な跳躍力「情熱が凄かった」
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(11)同世代で最も早く代表デビューを飾り、海を渡った梅崎司の挫折
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(12)「森保さん、カッコいいな」おこがましいけど夢は大きく、熱く
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(13)雑草の中の雑草・森脇良太の告白「圭佑にライバル心があった」
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(14)最後の日に初めて知った愛情『お前が浦和に残したのは…』
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(15)未来の指揮官・興梠慎三が分析するミシャレッズと鹿島の違い
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(16)日本代表への欲がなかった男が一度だけ本気で戦ったあの夏
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(17)降格したクラブで試される男たち「自分だからできることがある」
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(18)恩師の背中を追う男たち「自分だから伝えられることがある」