全国大学ラグビー選手権・ベスト8戦力ランキング
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2024年1月13日(土)に決勝が行われる「第60回全国大学ラグビー選手権」は、17日(日)にベスト8が出揃った。ここでは、23日(土)に行われる準々決勝に進出した8校のチーム力ランキングをお届けする。「攻撃力」、「守備力」、「キック」、「セットプレー」、「組織力」の5項目ごとに各チームの戦力を診断。各項目を10点満点で採点し、その合計によってランキングを作成した。
(企画・構成/ライトハウス)
※ランキング全順位と解説はスポーツナビアプリでご覧いただけます
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寸評
V3を狙う帝京が他をリード
ベスト8に残ったのは、関東大学対抗戦3連覇を達成した帝京大、創部100周年を迎えている明治大(対抗戦2位)、昨季のこの大会のファイナリストである早稲田大(対抗戦3位)、昨季ベスト4の筑波大(対抗戦4位)の対抗戦4校、リーグ戦最多となる6連覇を達成した東海大(関東大学リーグ戦1位)。さらに、2季連続でベスト4に進出している京都産業大(関西大学Aリーグ〔以下、関西〕1位)、2020年度の王者・天理大(関西2位)、関西学院大(関西3位)の計8校だ。
優勝候補の最右翼はもちろん、大学選手権3連覇を狙う帝京大である。昨季から相馬朋和監督体制となったが、1年生から主力である主将のHO江良楓、FL奥井章仁(ともに4年)を中心としたFWのセットプレー、接点は変わらず強力で、春から負けなしで連勝を続けている。
帝京大が普段の力を発揮すれば、おそらく問題なくベスト4に進出することができるはずだ。準決勝で帝京大に挑戦することになるのが、東海大か天理大だろう。主将WTB谷口宜顕、SO武藤ゆらぎ(ともに4年)を中心に、春から展開ラグビーを標榜している東海大は、本来は武器としているセットプレーがやや不安定。セットプレーが強く、主将SH北條拓郎(4年)を中心に得点力があり、大学選手権に入ってディフェンス力が向上した天理大がやや有利と予想する。
明治、天理、京産、早稲田らが追う
準々決勝で対戦する明治大対筑波大は、FWのセットプレーが強く、主将CTB廣瀬雄也(4年)らBK陣にもタレントが揃う明治大が有利か。筑波大は、主将NO8谷山隼大(4年)を中心としたディフェンス力でクロスゲームに持ち込みたいところだ。
京都産業大対早稲田大は昨季の準決勝の再戦となった。タックラーの主将FL三木皓正(4年)を中心に、伝統であるセットプレーと粘りのディフェンスの京都産業大か、主将FB伊藤大祐(4年)、スーパールーキーWTB矢崎由高(1年)らBKのアタック力に長けた早稲田大か。互角の戦いとなると見る向きも多い。
今季も、帝京大がV9時代を彷彿させる強さで3連覇を達成するのか、それとも、「紅き旋風」を止めるチームが現れるのか――それが最大の焦点である。負けたら終わりの、大学最後のノックアウトトーナメントである大学選手権。やはり最上級生である4年生が力を発揮したチームが頂点に立つはずだ。
文/斉藤健仁