第4回全国ボートレース甲子園見どころ

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「甲子園」は“象徴”であり、“夢”であり、“力の源”である。

 野球の象徴…
 高校球児の夢…
 がんばる力の源…

 それはもはや、場所や構造物を超え“精神”になっているといってもいい。ゆえに、どの世界にも「甲子園」は存在する。

 高校野球選手権が完全に都道府県ごと(東京,北海道は各2校)になったのは、昭和53年の第60回大会から。この年、地方大会の優勝旗も作り変えられた。全国制覇の証は、深紅の大優勝旗だ。

 同様の御旗がボートレース界にも存在する。高校野球のそれと同じ西陣織である。全国各地の出身レーサーが一堂に会する特別な競走が「全国ボートレース甲子園」。今年の第4回大会は下関が舞台だ。

西島義則【(c)BOATRACE】

 還暦を迎えたSG7冠の西島義則(島根代表)から、デビュー7年目の中山将太(富山県代表・26歳)までメンバーは幅広い。

中山将太【(c)BOATRACE】

 さらに女子レーサーは岩崎芳美(熊本県代表)・藤崎小百合(鹿児島県代表)・平山智加(香川県代表)・平高奈菜(愛媛県代表)・遠藤エミ(滋賀県代表)の5名。男性陣との互角の戦いが期待できる。…それも当然である。

 遠藤エミは今年3月のSGボートレースクラシックで女子初の栄冠を手にしている。およそ70年の歴史に新たな1ページを刻んだのだ。ボートレースに男女の別はない。

遠藤エミ【(c)BOATRACE】

 また、レース場のない地域のレーサーにも期待が集まる。たとえば、青森県代表の鹿島敏弘(36歳)であり、新潟県代表の金子和之(35歳)であり、秋田県出身の高橋直哉(40歳)である。

 勝率や記念タイトルなど過去の実績を無視することはできないが、勝負は複数の要素の掛け算。人がボートを操るのだから、心理面の影響は大きい。ファンの声援や期待感、それに応えようとする意志が思わぬドラマを生み出すこともあるのだ。ボートレースに「絶対」はない。

 7月5日(火)に開幕する第4回全国ボートレース甲子園。全国各地から“夢”が集まる下関に注目したい。

<了>

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