【コースで検証】フェース設計を一新で飛びも方向性もアップ! ダンロップの新『スリクソンZXi RKT』シリーズをコースで打ち比べ
“ロケット級”の加速と直進性を生む新素材フェースのドライバー
『スリクソンZXi RKT』シリーズは、フェース素材やヘッドのデザイン、構造が大きく一新され、前作から大幅な性能アップに成功しています。肝となるテクノロジーは“ロケット級”の加速と直進性を実現した「RKT FACE(ロケット フェース)」です。
ヘッドとしての基本性能が高まっただけでなく、PGAツアープレーヤーからのフィードバックを基にデザインや造形にも変更が加えられています。
まずヘッドの顔は、よりスクエアでターゲットに構えやすい形状になりました。アスリートモデルらしいシャープさがありつつ、フェース角をスクエアに設計することで非常にアライメントが取りやすくなっています。さらにフェース高を上げてディープ化し、視認性の高いレーザーデザインが採用されました。構えやすく、叩きやすい、コースで性能を発揮しやすいクラブに進化したのです。
【ドライバー編1】性能バランスに優れた『ZXi RKT』、高さと寛容性を重視するなら『MAX』
『XXIO14』シリーズと同じ新素材「VR-チタン」がフェースに採用されたことで、高めの金属音を想像していましたが、それとは真逆の『スリクソン』ブランドらしい心地良いフィーリングに仕上がっています。インパクトでボールがグッとフェースに乗る感覚があり、そこからヘッド全体がたわむようにボールを鋭く打ち出してくれます。「軟-剛-軟-剛」の4層構造でヘッドを仕上げる「リバウンドフレーム」の効果がより強く感じられるクラブに進化しています。
『ZXi RKT』シリーズでは、「ACOUSTICORE」という新設計が採用され、クラブの“音響性能”が徹底追求されました。ソール内部にサウンドリブを施すことで残響を抑え、プロ・上級者の好むフィーリングに調整されているのです。心地良い打音が響き、手にはボールを強く打ち出す手応えが伝わってくる。この絶妙なフィーリング性能は『ZXi RKT』シリーズの第一の魅力と言えるでしょう。
その上で、振り心地や弾道特性にはモデルごとの違いがしっかりと出ていました。
まず、スタンダードモデルとなる『ZXi RKT ドライバー』は、直進性と操作性のバランスを取り、幅広いゴルファーにマッチするモデルとなっています。
構えたときの投影面積は前作よりも少しシャープで、フェースもディープになっている分、締まった印象の顔になっています。スイングしてみるとヘッドの直進性の高さが感じられて、インパクトで安定してフェースをスクエアに戻すことができます。見た目以上に慣性モーメントが高く、重心が深くなっているので打ち出し角も高めでした。叩きやすさ、操作性、寛容性とドライバーに必要なあらゆる性能が高水準に仕上げられたモデルですので、試打を行う際には、一番最初に打って基準とするのがおすすめです。
シリーズの中では最も投影面積が大きく、フェースもシャローでボールが上がる安心感があります。打ってみると、適度にボールをつかまえながら、ネジレの少ないストレートな高弾道で飛ばすことができます。意外だったのは振り抜きの良さです。慣性モーメントの高いドライバーは一般的に、スイング中にヘッドを重く感じたり、一度開いたフェースが戻りにくいといった特徴があります。しかし、『ZXi RKT MAX ドライバー』は軽快に振り抜けて、フェース向きもスクエアにキープされるので、方向安定性が抜群です。とにかくティショットでボールをフェアウェイに置きたい、OBをなくしたいという人に最適ですし、ボールが上がらず飛距離をロスしているゴルファーにおすすめなモデルとなっています。
【ドライバー編2】ロースピンモデルの『LS』と『TR』はボールのつかまり具合で選ぼう
コースで2つのモデルを打ち比べて明らかな違いがあったのはボールのつかまり具合でした。
『ZXi RKT LS ドライバー』は最も左を気にせず叩けるモデルで、パワーヒッターがとことん叩いて効率良く飛距離を出すことができます。構えてみるとヒール部分を絞った顔で、ボールを強く叩くイメージが湧いてきます。重心が浅めでロフトを立てながら当てやすい分、フェースの初速性能の高さが最も感じられるのもこのモデルです。ボールの吹け上がりで飛距離をロスしている人や左の引っかけに悩んでいる人は『ZXi RKT LS ドライバー』を試してみると良いでしょう。
『ZXi RKT TR ドライバー』は450㎤と小ぶりな洋梨型のヘッドで、操作性に優れたモデルとなっています。重心距離が短く、フェース開閉をコントロールしやすくなっているため、『ZXi RKT LS ドライバー』よりもボールをつかまえやすい印象でした。右のミスを抑えながらボールをコントロールし、余分なスピンを抑えた強弾道で飛距離を出すこともできます。ボールを操りたい中・上級者に最適なモデルと言えるでしょう。
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【FW&ハイブリッド編】ネジレの少ない高弾道で遠くのグリーンを狙っていける
今回、コースで『ZXi RKT』シリーズのFWとハイブリッドの試打も行いましたが、ドライバー以上に直進性の高い飛びが実感できました。
『ZXi RKT FW』はシンプルな設計のクラウンで、とても構えやすい顔になっていました。その上で、3番ウッドはやや大きめで安心感のある顔、5番ウッドはコンパクトで操作性と抜けの良さを感じさせる顔に仕上がっています。打ってみると、見た目以上にボールを拾いやすく、フェースの芯も広くて弾道安定性が高くなっています。3番ウッドでも楽にボールが上がりますし、絶妙なスピン量でキャリーが伸びてくれます。そして、左右の曲がりが非常に小さく抑えられるので、パー5のセカンドで使いやすいことはもちろん、狭いホールのティショットでも活用しやすいクラブになっていました。
『ZXi RKT FW』の5番ウッドは、ダンロップ契約選手の松山英樹プロも実戦投入しています。ボールが上がりながら、吹け上がることなく伸びるような飛びが気に入っているようです。ツアープロはFWに対するこだわりが強く、同じモデルを長く使い続ける人が多いです。そんな中で松山プロに選ばれた『ZXi RKT FW』はFWとして、高い完成度を誇っていることは間違いないでしょう。
ヘッドの座りが非常に良く、大きく見えるフェースをピタッとターゲットに合わせることができます。この顔や座りの良さは、『ZXi RKT』シリーズ全てに共通する魅力となっています。打ってみると、ボールの拾いやすさが段違いです。そして、左右の曲がりが圧倒的に少なく、高さも出るので、遠くのグリーンを狙っていくことができます。ラフからの抜けも抜群で、ライへの対応力もハイレベルでした。ロングショットをやさしく、楽に打ちたいなら活用しない手はないですね。
※本記事は実際のコースで試打した際のインプレッションをもとにしています。試打者のスイングタイプやヘッドスピードなどにより、性能の感じ方や弾道が変わる場合があります。
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