ASD(自閉スペクトラム症)の人に共通する「雰囲気」はある?

MELOS -メロス-
ASD(自閉スペクトラム症)の人に"独特の雰囲気"はあるのでしょうか。それはまったく根拠のない思い込みなのか、それとも何か理由があるのか。気になる方も多いテーマです。さくらひだまり訪問クリニックの加藤久普院長監修のもと探っていきます。

【MELOS】

ASDの人には独特の雰囲気があると言われるが…専門家の意見は?

「ASDの人には独特の雰囲気がある」という見方は、まったく根拠のないものという訳ではありませんが、それだけでASDかどうかを判断できるものではありません。医学的な診断基準は、主に以下の3点が挙げられています。

1. 相手の感情をくんだコミュニケーションの困難
2. アイコンタクト、身振り、表情など言語以外のコミュニケーションの乏しさ
3. 人間関係を長続きさせることの困難


こうしたコミュニケーションにおける共感や非言語サインの少なさなどが「雰囲気」として伝わることはありますが、特性の現れ方は人それぞれであり、すべての人に当てはまるわけではありません。

また、ASDでなくとも、性格や気質によってASDっぽさを感じさせる雰囲気を持つ方もいらっしゃいます。そのため、決して雰囲気だけで安易にレッテルを貼るようなことは避けるべきです。

実際の診断は、先述した正しい診断基準に基づき、上記の特性が家庭、学校、職場など複数の場所で支障が生じるほど顕在化しているかを見極めて行われるものであり、雰囲気だけで判断できるものではありません。
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