U-18侍Jは過去の学びを活かし10年ぶりアジアVへ 捕手3人、横浜高5人、初アナリスト派遣の理由は?
結団式では、日本高等学校野球連盟副会長の山本秀明団長が「アジアの頂点を必ず勝ち取ること」「日本の高校野球の姿をアジアに示すこと」の2点を強調し、選手たちに新しい歴史を作るよう激励した。
続いて記者会見が行われ、岡田龍生監督(東洋大姫路高監督)をはじめとする首脳陣、主将の小野舜友(横浜高)、副主将の石田雄星(健大高崎高)、角谷哲人(智弁学園)、投手キャプテンの末吉良丞(沖縄尚学高)が大会への思いを明かした。また今回は専属アナリストの派遣も決定しており、データ分析を駆使した戦略的な戦いも期待される。
小野主将「日本の高校生らしい細かい野球を」
岡田:過去にアジアや世界と戦う上でどういう選手が活躍しているかを考え、データを見たときに、長打があまり出ていないことがわかりました。高校でたくさんホームランを打っている選手でも、国際大会ではなかなか長打が出ません。ヒットも少なく長打も少ないため、セーフティーバントや盗塁など細かいことに対応できる選手を選考するほうが最終的に活躍しています。スタッフとも都道府県大会を見ながら、そういったことができる選手を中心に選考しました。
――昨日の練習試合などを見た上で、今回の日本チームの武器や持ち味はどういったものだと感じますか。
岡田:昨日の試合前のミーティングでも、1番も4番も8番も関係なく、送るときには送りバントをしてもらうと伝えました。チャンスのときにはどんな手段を使っても点を取ろう、誰であっても点を取ろうということで進めています。そういったことができるようになればと考えています。投手陣は非常にレベルが高いと思っているので、そんなに点は取られないだろうと考えています。
――小野キャプテンにお伺いします。短期間のチームですが、どのようなチームにしていきたいですか。
小野:18人がそれぞれの高校で主力選手として出ていたと思いますが、そういった選手が集まったからこそ、コミュニケーションを取りながら日本の高校生らしい細かい野球を発揮できればと思います。手堅く守備からリズムを作って攻撃につなげ、豊富な投手陣がいるので簡単には大量失点しないと思います。監督もおっしゃっていましたが、次の塁へ進めてノーヒットでも1点をもぎ取れる野球を展開していきたいです。
――チームの輪も大事だと思いますが、ムードメーカーになりそうな選手はいますか。
小野:まだ2日目なのでそこまではいっていませんが、一人ひとりが個性を出しながらいい形で話し合いができています。それぞれの特徴を生かしてプレーしてくれているので順調ですが、チームとして勝つためにはもう一つ上の段階が必要だと思うので、本戦までの時間でしっかり詰めていきたいです。
――副キャプテンの石田選手、角谷選手にお伺いします。小野キャプテンをサポートする立場として、どのように貢献したいですか。
石田:自分も高校でキャプテンをやらせていただいたので、キャプテンが背負う重圧はわかっているつもりです。副キャプテンとしてチーム全体をまとめ、小野だけに背負わせず、自分が筆頭となってサポートしていけたらと思っています。
角谷:自分も高校でキャプテンをしていて、こういう時にこうしてほしいという思いがあったので、それをこのチームでもできるようにしてキャプテンを支えたいです。技術はみんな高いので、メンタル面で全員がコミュニケーションを取り、一人ひとりが自分のプレーをしっかりできるようにコミュニケーションを取っていきたいです。
――末吉投手キャプテンにお伺いします。昨年ワールドカップを経験されましたが、改めてどういった経験でしたか。
末吉:下級生ながら参加した中で、日本の選手たちは海外の選手に対して体格で劣る部分はありますが、それでも技術である程度世界に通用するということを強く感じました。
――その経験を今回どのように生かせると思いますか。
末吉:ピッチクロックの導入や試合前の過ごし方などがとても重要になってくると思うので、そういった準備の大切さをチーム全体に伝えていきたいと思います。
――明日の壮行試合の先発ピッチャーを教えていただけますか。
岡田:皆さんも一番期待されていると思いますが、横浜高校の織田翔希に先発を任せたいと思っています。
非常に速いボールを投げていますし、大学日本代表のレベルの高い打者に対してどれだけのピッチングができるか楽しみです。彼が投げることによってチームに勢いをつけてくれたらと思っています。彼は先発でも抑えでもどこでもやると言ってくれているので、明日はしっかり勢いをつけてほしいです。