鈴木彩艶、前田大然らの参戦で一挙増加! プレミア日本人プレーヤー10人の現地評価と展望
前田大然(イプスウィッチ)
セルティックから加入した前田は、そのスタイルに適した選手だ。スピードと豊富な運動量、前線からのプレス、守備への献身は、ボールを持てない時間が増える昇格チームで大きな武器になる。8月22日のサンダーランドとの開幕戦では左サイドで先発し、80分まで出場。スコットランドの強者であるセルティック時代とは異なる環境で、走力とハードワークを残留への力に変えられるか。
守田英正(ハル・シティ)
スポルティングから加入した守田には、日本代表や欧州カップ戦で培った豊富な経験に加え、優れた戦術眼と判断力を活かして中盤からチームを動かす役割が期待される。ただ、加入後は負傷で出遅れ、開幕戦もベンチ外。まずはコンディションを戻してプレミアデビューを果たし、中盤の中心として残留争いを支えたい。
坂元達裕(コベントリー・シティ)
坂元は昨季、右サイドの主力として昇格に貢献。細かなテクニックに加え、プレーが正確、状況判断にも優れ、攻撃にリズムをもたらす。ただ、新しい選手が加わってポジション争いは昨季以上に激しくなった。開幕のアーセナル戦は体調不良で出場を見送ったが、厳しい競争を勝ち抜き、プレミアで戦う今季も定位置をつかめるか注目したい。
遠藤航(リバプール)
遠藤は昨季から出場機会が減り、中盤のレギュラー争いでは後退。今夏のプレシーズンでは中盤で使われず、出場した試合はいずれもCBだった。8月23日に行われたニューカッスルとの開幕戦でもベンチ入りしたものの、2-2の試合で出番はなし。現時点ではCBでも序列上位にいるとは言えず、クラブ周辺では売却の可能性も取り沙汰されている。
33歳となったベテランをクラブが戦力としてどう位置づけているかは見えにくい。CBや守備的MFとして、出場機会をどこまで増やせるか。
高井幸大(トッテナム)
高井は昨季、負傷から復帰後にボルシアMGへ期限付き移籍し、今夏にトッテナムへ戻った。プレシーズンでは実戦でのプレー機会を与えられたものの、主力の復帰やセンターバックの補強で競争は激化。開幕のブレントフォード戦はベンチ外となり、現時点でトップチームのレギュラー候補とは言えない。まだプレミアでの出場経験はなく、9月1日の移籍期限は迫りつつある。残留するのか、再びレンタルで経験を積むのか、指揮官とクラブの決断が今季の立場を大きく左右する。