全英女王・桑木志帆に欧米メディアが熱視線、その存在感の理由 日本凱旋で“フィーバー”も
日本中を包んだ熱狂。凱旋の舞台となったNEC軽井沢での称賛
メジャーチャンプとなった桑木を日本女子ツアーの現場で最初に体感できたのが、8月14日から16日まで長野県で行われた「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」だった。開幕前日の公式会見では「すごい反響があって、SNSでいろんな方からメッセージがありました」、「松山英樹選手が、インスタグラムのストーリーに私の優勝を載せてくれていたのは、本当にビックリしました」などとエピソードを披露した。初日、ギャラリーからは「全英優勝おめでとう」の声が所々で飛び、スタートホールでは「AIG全英女子オープンで海外メジャー初優勝を果たした」と紹介されるとひときわ大きな拍手と歓声がわき起こった。
結果は42位タイだったが、大会期間中は多くのギャラリーが桑木の組について歩き、そのプレーの様子は配信でも紹介された。桑木も「たくさんの人がついてきてくれて嬉しかった」と振り返った。
現地イングランドでも凄かった! 桑木優勝への英国人の反響
その熱気は、全英女子オープンが終わった後も続いていた。桑木が劇的な勝利を飾った翌日、筆者は別の取材のためイングランドのゴルフ場を訪れた。そこで複数の英国人のゴルフ場関係者から、桑木の優勝を受け、日本人である筆者にも「おめでとう!」と祝福の言葉がかけられた。そして、みんなが口を揃えて称賛したのが、プレーオフ1ホール目の3打目だった。「あのショットは凄かった。あれで流れが桑木に変わった」と、桑木の勝利を決定づける一打として、英国のゴルフ関係者にも強く印象に残っていたようだ。
さらにその翌日、イングランド在住の英国人の友人と会った。ゴルフ業界で働く彼も、「魅力的な選手だね。プレーも凄いけど、ファッションも魅力的だし、時々見せてくれる笑顔がいい」と話した。どの国でも自国の選手に目を向けるファンは多く、海外の選手が優勝しても、それほど関心を持たない人も少なくない。そんな中、桑木は英国のゴルフファンの心にも残るプレーを見せ、強い存在感を示していた。